魂とは何か―さて死んだのは誰なのか

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魂とは何か―さて死んだのは誰なのか

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901510738
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

出版社内容情報

なぜ、あの人は、その人であるのか?―論理の先の不思議な気配を、語り始めることの秘密とともに、哲学が辿りついた感じる文体で考える。
旧版『魂を考える』を大幅増補改訂。ふたたび、魂を考える。

Ⅰ魂を考える

ポスト・オウムの〈魂〉のために
〈魂〉の考え方
〈魂〉の感じ方
〈魂〉の理解のしかた
少年Aとは何者か
脳死と「人の」死
〈魂〉のインフォームド・コンセント
六月の病室で
何が生きているのか
読者からの手紙


Ⅱその人を考える

埴谷雄高と大森荘蔵
大森荘蔵氏の印象
思索的想像力の形式について―埴谷雄高氏
般若豊さんのこと
情熱の形而上学―井筒俊彦氏
藤澤令夫氏のこと
哲学者・藤澤令夫さんを悼む
古い名前―中村元氏
新聞記者
普通のような普通でない人
いつもいつも一緒だった
犬の力ふたたび


Ⅲ魂を語る文体は

ある人がその人である、という問い
考える不思議、「常識」の不思議
古い言葉を想う


Ⅳ魂の〈私〉を生きてゆく

センチメント
天才の生き方について


あとがき(旧版『魂を考える』より)
初出一覧
池田晶子・略譜
池田晶子・著作一覧

池田晶子がここにいる―
「考える」ことの大切さを語り続けた文筆家・池田晶子さんは、2007年2月に没しました。
2009年春、残された未発表原稿と書籍未収録原稿を、著者の思索の柱となった3つのテーマで集成し、自らが記した墓碑銘を共通のサブタイトルとして3つの出版社より刊行します。

内容説明

なぜ、あの人は、その人であるのか?―論理の先の不思議な気配を、語り始めることの秘密とともに、哲学が辿りついた感じる文体で考える。旧版『魂を考える』を大幅増補改訂。

目次

1 魂を考える(ポスト・オウムの“魂”のために;“魂”の考え方 ほか)
2 その人を考える(埴谷雄高と大森荘蔵;大森荘蔵氏の印象 ほか)
3 魂を語る文体は(ある人がその人である、という問い;考える不思議、「常識」の不思議 ほか)
4 魂の“私”をやってゆく(センチメント;謎の日々 ほか)

著者等紹介

池田晶子[イケダアキコ]
1960年東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。文筆家。専門用語による「哲学」ではなく、考えるとはどういうことかを、日常の言葉で美しく語る「哲学エッセイ」を確立して、多くの読者を得る。著作多数。とくに若い人々に、本質を考えることの切実さと面白さ、存在の謎としての生死の大切を語り続けた。2007年2月23日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

23
哲学に詳しくないので、意味がわからない話もあったけれど、「犬はぬいぐるみを着た魂」というのが心に残った。犬を飼ってる人、あるあるな気がする。著者によると哲学って考えることらしいのですが、どうやって生計を立てるのか疑問に思った。2021/03/02

みねたか@

20
98年刊行の「魂を考える」を中心に,初期から死の前年までの論考がピックアップされたもの。知らないことを認めそのことに「なぜ」という問いを突き詰めていく。改めて,立ち位置が全くぶれていないことに感嘆。「魂を考える」は97年児童殺傷事件を端緒とした論考が多く、改めてあの事件の社会的インパクトの大きさを実感。瑞々しい感性を感じさせる初期の論述「センチメント」、父母や愛犬についてのエッセイも収録され,著者の人となりを感じることができる。編纂者の愛情を感じる一冊。2017/12/11

shouyi.

6
池田さんの本は毎月1冊は読んでいます。哲学を身近に感じさせてくれるものだからです。「無知の知」の深さをこの本で知りました。「私」とは何なのか。さらに考えていきたい。2019/09/04

Ryosuke Kojika

5
「人間」という言葉に違和感。一体、誰とどの部分で同じ「人間」か。いや、生物学的な類型としての呼称ではなく、私があなたと同じと言える何かがあるのだろうか。生態的な諸器官の機能としてではなく。そこに魂なる語を持って語りうるかもわからない私。とりあえずの入れ物に宿っているかのような、わけのわからない魂。宿るということは移ることもあるわけで、「人間」、まさに人との間をうろつく、よくわからない私というものが、どうにかただ存在している。そんなことを思うと本当に世の中はどうでもいいことばかり。そも私の魂か、魂の私か。2019/08/24

kuni-kuni-kuni

3
子供の頃から、自分が自分であることの不思議を考えていた。何故、自分の目に見える物と他人の目に見える物が違うのか?疑問を投げても、誰も当たり前でしょうとしか答えてくれず、いつしかそういう物なのかと、考えることをやめていた。池田さんのこの本を手にしたとき、あぁ、やっと答えが解るのかと胸が高鳴った。けれど、やはり解らない。何故、自分が自分として生まれてきたのか。ただ、考え続けることを教えて頂いた。 2012/07/20

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