空海の思想的展開の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 715p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784901510585
  • NDC分類 188.52
  • Cコード C3015

内容説明

平安時代に真言宗を開き密教を大成したとされる宗教史上の巨人・空海。けれども、千年を超える伝説と信仰の厚いヴェールを剥がしてみれば、異なった実相が見えてくる。全著作を同時代の仏教思想と比較して読み解き、その生涯にわたる思索の変容と展開を跡づけた、日本宗教史を書き変える画期的論考。

目次

空海の伝記と著作(空海の伝記;奈良仏教・平安初期仏教について;空海の著作について―年代と真偽問題)
空海の思想とその背景(顕と密―空海における顕密概念の形成と玄叡の顕密概念;法身説法;阿字本不生;即身成仏思想;空海と言尽意論)
十住心教判と奈良・平安初期仏教(空海の著作に見られる十住心思想の萌芽;三輪・法相に対する位置づけの変化―『二教論』から『十住心論』へ;第八住心・天台宗の位置づけとその到達点;空海の真理観―奈良・平安初期における日本華厳教学との対比から)
結論および今後の課題

著者等紹介

藤井淳[フジイジュン]
1976年、山形県に生まれる。2000年、東京大学文学部卒業(インド哲学仏教学)。2006年、東京大学人文社会系研究科博士課程修了(文学博士)。現在、日本学術振興会特別研究員(京都大学人文科学研究所所属)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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