内容説明
オトコとオンナじゃ割りきれない。愛はグラデーションだ!美輪明宏、中山千夏をはじめ、性転換者、インターセックス、障害者、人類学者などとの対話が現代社会の孕む“異性愛中心主義”のアブナさを明らかにする。
目次
アタリマエの不思議―ゲイ・カップルから見えてくること(同性愛者の置かれている現状;「異性愛でなければならない」社会;パートナーシップ;管理教育の恐ろしさ ほか)
異性愛って何?―伊藤悟・対談集(主婦は“家庭内援交”という感覚を持っている!(宮淑子)
同性愛をバカにする連中は無知なゴキブリみたいなもんよ(美輪明宏)
異性愛者がカップルになる方が大変な時代になる!?(坂本洋子)
女はどんどん変わってるんだから男も変わらなきゃ!(中山千夏) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
銀木犀
5
ゲイカップルということで、電波少年のおしかけ取材が来ちゃうのはさすがに無神経だと思う。しかし、こういう本を読んでいると、性マイノリティの人々の中に「自分たちは特別」という意識っぽい人がいるように感じて、私はそれが苦手。私はヘテロだが結婚願望が薄く子供を産む気もないので「ふつう」を押し付ける無神経な世間が嫌いということに一致点はある気がするが、そういうゆるい連帯はないように思う。そういう意味で連帯感のある性マイノリティがうらやましいのかも。人々の意識は多種多様で、それを言ったらキリがないわけだけれども。2012/09/21
Miki Shimizu
3
学生の頃読んで目からウロコだった本。久々に読み返したらやっぱりよかったー!同性愛のカップルが異性愛至上主義な社会を見て、、、って感じかなー。男、女っていうジェンダーの刷り込みに気づかせてくれる本。後半のいろんな人との対談も全然古くないところが笑えるけどー。2015/07/11
蓮華
2
"当たり前"すぎて疑われてこなかったものほど恐ろしいものは無いな、と。2020/01/14
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- 和書
- セーヌ川の書店主