内容説明
化学電池は、材料化学の知識と材料集積化の技術を発揮するのに適した対象である。本書は、金属・材料系の学生・技術者に対し、化学電池に関する基礎的知識と電池構成材料に関する専門的知識を提供することを目的に書かれた。化学電池の歴史的変遷、電池の構造と構成材料の果たす役割、電池機能の理解に必要な電気化学理論などをまとめている。深刻化する地球環境問題の重要な解決策として高性能化学電池の開発が急がれる今、電池の現状把握と将来への開発指針を得るためには、最適の一書である。
目次
第１章 電池の種類と発展の歴史
第２章 一次電池の電極反応と材料
第３章 二次電池の電極反応と材料
第４章 燃料電池の電極反応と材料
第５章 電気モーター駆動自動車の電池システム
第６章 化学電池の電気化学
第７章 実用電池の性能評価
著者等紹介
杉本克久［スギモトカツヒサ］
１９６９東北大学大学院工学研究科金属工学専攻博士課程修了、工学博士。１９６９東北大学助手工学部金属工学科勤務、講師、助教授を経て１９８８東北大学教授工学部金属工学科勤務。１９９７東北大学教授大学院工学研究科金属工学専攻勤務（職制変更）。２００３定年退官、東北大学名誉教授。受賞：日本金属学会論文賞・功績賞・学術功労賞、腐食防食協会協会賞・論文賞、日本鉄鋼協会里見賞、その他（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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