内容説明
新たな安全性のイデオロギーは、民衆の武装防衛の権利の消滅と彼らの法‐政治的アイデンティティの漸進的喪失とによって創造された空隙を満たすように定められている。これは市民社会の総体を軍事的安全保障体制―すなわちいわゆる「軍人の正義」の体制のもとに置くことに等しい。―現代人の生存を脅かす政治的危機の本質を衝く。
目次
純粋戦争
革命的抵抗
著者等紹介
ヴィリリオ,ポール[ヴィリリオ,ポール][Virilio,Paul]
1932年生まれ。フランスの思想家
河村一郎[カワムライチロウ]
1967年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程中退
澤里岳史[サワサトタケシ]
1968年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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