野に住みて―短歌集+資料編

野に住みて―短歌集+資料編

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  • サイズ B6判/ページ数 671p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784901477239
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

内容説明

女性の内面的な世界を表現した『翡翠』、老いを、死を見つめた晩年の表題作ほか、全歌業を集成。同時代人の回想などを収載し、『燈火節』とあわせて、作家の全体像を明らかにする。

目次

翡翠
野に住みて
あけぼの
玉琴
拾遺
資料編

著者等紹介

片山廣子[カタヤマヒロコ]
1878~1957。明治11年東京麻布に生まれる。東洋英和女学校卒。十八歳より佐佐木信綱に師事。大正5年頃より鈴木大拙夫人ビアトリスのすすめでアイルランド文学に親しみ、松村みね子の筆名でシング、ショウなどを翻訳。その才覚は、芥川龍之介に「才力の上にも格闘出来る女」(「或阿呆の一生」)と目され、「聖家族」「物語の女」など堀辰雄の小説世界にも影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sa-ki

2
歌集「翡翠」「野に住みて」、合同歌集「あけぼの」「玉琴」に掲載された歌、雑誌・新聞等に発表された歌がまとめられている。資料編は随筆、小説、訳書あとがき、歌集評、インタビュー、同時代人の回想等。短歌は思ったことを素直に詠っていることと、猫の歌がいくつもあったことが印象に残った。歌集評には柳原白蓮の歌集への評もあり、また「翡翠」に対しては芥川龍之介や白蓮が評を寄せ、村岡花子が書いた回想文もある。資料編を読んでいると、片山廣子の若い作家や歌人への影響の大きさがよく分かる。2014/08/01

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