内容説明
女性の内面的な世界を表現した『翡翠』、老いを、死を見つめた晩年の表題作ほか、全歌業を集成。同時代人の回想などを収載し、『燈火節』とあわせて、作家の全体像を明らかにする。
目次
翡翠
野に住みて
あけぼの
玉琴
拾遺
資料編
著者等紹介
片山廣子[カタヤマヒロコ]
1878~1957。明治11年東京麻布に生まれる。東洋英和女学校卒。十八歳より佐佐木信綱に師事。大正5年頃より鈴木大拙夫人ビアトリスのすすめでアイルランド文学に親しみ、松村みね子の筆名でシング、ショウなどを翻訳。その才覚は、芥川龍之介に「才力の上にも格闘出来る女」(「或阿呆の一生」)と目され、「聖家族」「物語の女」など堀辰雄の小説世界にも影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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