内容説明
白砂糖を息子・ショーンに食べさせなかったジョン。動物愛護の観点から「肉を食べない月曜日」を提唱し続けるポール。酒びたりの生活から抜け出し、理想の食べ物に行き着いたリンゴ。彼らが「人生と食」を考え始める「インドという起点」へ導いたジョージ。「食」を通して浮き彫りにされる、ビートルズの先進性と絆の深さ!
目次
序章 ビートルズは死なず
第1章 スリムの秘密は食生活にあり
第2章 結成からブレイクまで、疾走期の食生活
第3章 ビートルズ4人の「インドへの冒険」
第4章 インド体験と「心の旅」
第5章 ジョージの抱えていた葛藤
第6章 ジョンのオーガニックな食生活
第7章 ポールがめざした理想
第8章 虚弱体質のリンゴが行き着いたヴィーガン・ライフ
第9章 菜食ライフへの道
第10章 メタボにならなかったビートルズ
著者等紹介
松生恒夫[マツイケツネオ]
昭和30年(1955)、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。松島病院大腸肛門病センター診察部長を経て、2003年に立川市にて開業。日本消化器内視鏡学界専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鉄之助
179
クリニックの院長が書いた、ビートルズ本。副タイトルの「彼らは”食の世界”でも先駆者だった!」が興味を引いて読んでみた。菜食主義で節制した食生活をしたビートルズの各メンバーの生き方が、大いに参考になる。エルビス・プレスリーの轍を踏まず、当初は美食生活だった彼らが、”インドへの冒険”からベジタリアンになったいきさつが良く分かった。2022/04/17
mawaji
9
ポールのMeat Free Mondayのポリシーは、食に対する行動を他者に強要せずに、でも時々ちょっと見直してみたらどうかな、とそっと後押しされているようなスマートな考え方だと思いました。臨床経験の豊富な内科医である著者の「健康的なプチ・ベジタリアン生活」や「地中海式和食」という、極端な思想には深入りせずに中庸をとった提案は、コンビニ食や中食の多い現代人にとって検討してみる価値はじゅうぶんあるでしょう。この本の内容をぜひ論文にして、インパクト・ファクターの高い医学ジャーナルに投稿してもらいたいものです。2020/09/24
りらこ
1
ミートフリーマンデー、ポールのライブに行くと、控えめながらしっかりとアピールされてるよね。もともと日本人は植物性タンパク質を多く取ってるし、気が付いたら、「肉」を食べてない日あったりするしな。とにかく、あの年で体型を保ち、あのフツーより長い?ライブをひとりで歌いたおすポールのパワーは半端ないです。なので、そうかも、って思えちゃう内容ですが、それぞれが無理なく食べ物について向き合えばいいのでは、と思った次第で。湯豆腐もいいけど、焼き肉もいいしね。2022/12/08
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