ソーニャ文庫 氷の略奪者

沢城 利穂【著】

イースト・プレス（2015/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 286p／高さ 15cm
• 商品コード 9784781695495
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

沢城利穂［サワキリホ］
著・文・その他

ウエハラ蜂［ウエハラハチ］
イラスト

内容説明

親の決めた婚約者からたびたび凌辱されていた子爵令嬢ヴィクトリア。公爵である彼から実家へ資金援助を受けているヴィクトリアは、誰にも相談できないまま、彼の淫らな命令に従い、何年も尽くしてきた。「彼は愛し方を知らないだけ」そう自分に言い聞かせて耐えるが、ある日、彼の弟マティアスから「洗脳を解いてあげる」と突然キスをされ、心が揺らぐ。優しいマティアスの強引な愛情に、次第に癒やされていくヴィクトリアだったが…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヤモリ]

三角関係の愛憎劇ってより複数人によるヒロインの調教物語っぽい。といっても序盤で数年経っている間にヒロインの調教完了してるから堕ちる過程を楽しむものでもないし、快楽堕ちしてて悲壮感もあまりないというかDV夫に依存する妻を見るような微妙な気分。個人的にはもっと閉塞感とか仄暗い雰囲気があって欲しかった。

2016/02/08

[六花]

ﾋｰﾛｰ兄の婚約者として7年間も娼婦のように扱われているﾋﾛｲﾝ｡いやｰ､ｶﾞｯﾂﾘな関係でﾋﾞｯｸﾘした(汗)｡実家に援助してもらう為に耐え忍ぶﾋﾛｲﾝが可哀想｡でも楽な方に簡単に流されたなｰとは思う｡優しそうなﾋｰﾛｰだけど､ﾋﾛｲﾝを襲った執事をｻｸｯと殺っちゃう中々のﾔﾊﾞｲ人で二度ﾋﾞｯｸﾘΣ(￣ロ￣lll)｡略奪の仕方は想像通りだったけど､せめて数日は偲んであげなよ､肉親なんだからさ…｡　

2015/11/28

[カレン]

★★★★

2015/05/17

[shushu]

敵役のヒーロー兄とヒロインの関係がこの手の小説としては異色かも。最後までいって何年も経ってるって。

2015/03/29

[てるる]

処分