ゲーテの秘密結社―啓蒙と秘教の世紀を読む

ゲーテの秘密結社―啓蒙と秘教の世紀を読む

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  • サイズ A5判/ページ数 196p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784901409124
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C3010

内容説明

ゲーテが秘密結社的作品を集中的に書いたのは、ゲーテが秘密結社員として活動していた時期ではなかった!秘儀伝授(イニシエーション)に着目し、ゲーテの文学作品を解読。さらにゲーテ時代のヨーロッパ精神史をも究明する。

目次

序 「ゲーテと秘密結社」研究の現状と課題
第1章 時代背景(啓蒙の担い手としてのフリーメイソン―レッシング『エルンストとファルク』;いかがわしき秘密結社―シラー『招霊妖術師』 ほか)
第2章 作品に描かれたイニシエーション(自己形成とイニシエーション―『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』(1)
アベは何者か―『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』(2) ほか)
第3章 儀礼から生の実相へ(秘密結社の後退―『魔笛第2部』;活動と不死性―ゲーテのロッジ詩)

著者等紹介

北原博[キタハラヒロシ]
1970年生まれ。立命館大学文学部哲学科哲学専攻卒業、大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程独文学専攻単位取得退学。2004年、大阪市立大学博士(文学)。奈良教育大学他で非常勤講師、大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センターCOE特別研究員。専門は18世紀ドイツの文学・文化、秘密結社研究
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