内容説明
新雑誌創刊、作家や政治家とのホンネのつき合い、各種団体との真っ向勝負、そして出版社立ち上げへ―。雑誌や本が好きな人、編集者を志す人に贈る、楽しくて、刺激的で、心に響く記録。
目次
月刊誌『日本』で学んだ編集者のあり方
創刊した『週刊現代』が迷走した理由
昭和事件史を彩る人々との出会い
マスコミの巨人・大宅壮一に教えられたこと
作家に寄り添ったさまざまな女たち
女性誌『ヤングレディ』が引き合わせた作家たち
『長嶋茂雄自伝』などベストセラーの内幕
三鬼陽之助&大森実のエネルギー
松本清張、司馬遼太郎の忘れ得ぬ場面
『現代』を調査報道で躍進させる
『週刊現代』で考えた総合誌のあり方
産業界の誘惑と創価学会の専横に抗して
「差別表現」と「性表現」問題の渦中で
『フライデー』を創刊からダッシュさせる
ビートたけし乱入事件を挟んで
リクルート事件・株譲渡を拒否した前と後で
記者クラブの「壁」に挑んだ六年間
学習研究社と組んで週刊誌創刊へ
総合月刊誌・週刊誌はこうあるべきだ
トップと編集者を目指す人たちへ
著者等紹介
伊藤寿男[イトウトシオ]
昭和9年、静岡県相良町に生まれる。昭和33年、講談社に入社。『現代』編集長、学芸図書第二出版部長、『週刊現代』編集長を経て取締役第一編集局長に。取締役のまま『フライデー』編集長を兼任。この間、日本雑誌協会の編集委員会副委員長、取材委員長、雑誌記者会幹事長を務める。昭和63年、講談社退社後、株式会社テーミスを興し、代表取締役社長に。学習研究社と組んで『週刊テーミス』を創刊するも2年後に廃刊。平成4年から現在の『テーミス』を創刊
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