内容説明
日本の大衆文学に「明朗小説」の分野を拓いた佐々木邦は、クリスチャンであり、反戦思想から第二次大戦中は筆を折っていた。唯一の評伝。
目次
生と死のめぐり合い
「偶然の威力」
clumsyな生き方
負けない父と子
話せる先生
泣く人は笑うだろう
ガラマサどんの死生観
すべてに「番」がある
戦争とユーモア
平和と自由の代償
第二の春
『赤ちゃん』誕生
人生愚挙の完結
著者等紹介
小坂井澄[コサカイスミ]
1929年東京生まれ。立教大学文学部中退。出版社(集英社)勤務の後、’67年よりフリーのライターに。’83年には『これはあなたの母』で第14回大宅壮一ノンフィクション賞受賞
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