内容説明
大丈夫。これで終わり、じゃないよ。2011年春。日常の光景を失った三陸海岸に流れ着いた小さな希望は、虹の色をしていた。
著者等紹介
みなみななみ[ミナミナナミ]
イラストレーター。絵本の翻訳も手がける
フレミング,グラハム・ルイス[フレミング,グラハムルイス][Fleming,Graham Lewis]
イラストレーター、デザイナーとしての仕事を20年間続けてきた。コロラドの美術学校を卒業後、おもに子ども向けの作品を創ることに力を注いだ。妻、3人の息子と共に東京都青梅市に住む。3月11日の地震から数週間後、クラッシュジャパンに加わり、被災地に援助と希望を届ける活動に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんちゃん
19
文庫に購入、ブログ掲載の為に再読。文庫で読みきかせをしたところ、子どもたちも真剣に聞いていましたが、お母さんの方が感極まってしまっていました。2012/04/05
けんちゃん
19
海辺の町のおもちゃ屋さんで売られているくまのリッキーは、ある日大津波に巻き込まれます。ボランティアに拾われ、きれいになって避難所にいる子どものもとに届けられます。リッキーの胸には虹色の卵、イースターエッグは希望を感じさせる卵でした。南三陸町に流れ着いたぬいぐるみの実話をもとに描かれた作品。優しく美しいイラストです。被災地支援団体クラッシュジャパンの活動についても紹介されています。2012/03/10
ゆにす
7
この絵本を出版した「クラッシュジャパン」はキリスト教(プロテスント)の教会やクリスチャンが設立した一般財団法人です。被災した子どの心のケアのプログラムなどにも取り組もうとしています。リッキーのイースターエッグはどんなにつらいときも必ず神様が一緒にいてくださり、守ってくださるということをあらわしていると思います。イースターになじみのない日本人にはぴんとこないかもしれません。2012/03/22