内容説明
幼児期にとって人とかかわる力は、対人関係の遊びを中心とした生活経験のなかから芽生えよう。小さなトラブルが生まれ、けんかに移行して取っ組みあいとなり、激しく自己主張を展開する。互いに言い分をぶっつけ合いながら少しずつ相手の立場を理解できるようになる。現実と非現実的の世界をさまよう乳幼児期ではあるが、テレビ漬けの生活から解放されて、友だちとの直接的、具体的体験を重ねることで対人関係は深まり、人と関わる能力は身についていく。それには室内中心の生活スタイルから室外への生活に大きく転換を図り、逞しく仲間と飛び回る姿を具現させる必要があろう。
目次
第1章 保育の基本と領域人間関係
第2章 人間関係と発達
第3章 環境と人間関係
第4章 言葉と人間関係
第5章 遊びと人間関係
第6章 人間関係を育てる保育
著者等紹介
谷田貝公昭[ヤタガイマサアキ]
目白大学短期大学部教授
細野一郎[ホソノイチロウ]
目白大学短期大学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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