出版社内容情報
関西競馬のブラックホール! 騎手も泣かせる痛快予想コラム! 2000年秋華賞・2001年大阪杯と、ともに3万馬券が大当たり~。また連勝街道を歩み続ける2000秋GⅠ複勝コロガシ、元金千円はいったい幾らまで増えつづけたのか? 大阪スポーツニッポンでカリスマ的人気を誇る爆笑競馬コラム、満を持しての刊行! 書下ろしエッセイ『乗峯栄一の裏談義』9編を特別収録!
"序 章 馬は逃げんとあかん!~春のGⅠ十番勝負~
フェブラリーS(GⅠ)▼勝負がかりエンペラー
高松宮記念(GⅠ)▼GⅠ勝利カンプなし
桜花賞(GⅠ)▼ピンポイントで馬券サクセス
皐月賞(GⅠ)▼モノが違う
天皇賞・春(GⅠ)▼ボンキンの逆襲
NHKマイルC(GⅠ)▼雪溶け到来、シベリア草原激走
オークス(GⅠ)▼泥んこの逃げ一気
日本ダービー(GⅠ)▼運命のサトラレ・ダービー
安田記念(GⅠ)▼ピリッと辛い香港馬
宝塚記念(GⅠ)▼王位継承、ホットからローエン
第一章 思い知ったか、怒濤のコロガシ四連発!
エルムS(GⅢ)▼古い友達のようなオカノ
小倉三歳S(GⅢ)▼並んで強いぞフィールド
朝日チャレンジC(GⅢ)▼秋緒戦へコマンダー
セントウルS(GⅢ)▼勝ったらタノシーガール
ムーンライトH▼見えない所からくるピアスター
ローズS(GⅡ)▼夏鍛錬が物をユーキャン
札幌三歳S(GⅢ)▼好調砂食うレイアース
神戸新聞杯(GⅡ)▼ソルとソニのソソ馬券
ユニコーンS(GⅢ)▼尚ちゃんの後はフューチャん
スプリンターズS(GⅠ)▼秋緒戦は香港ミステリー
大原S▼清山復活""七十歳騎手""は現実となるのか?
【乗峯栄一の裏談義③】藤井正輝~園田競馬場での一日~
第二章 ついに見た、クリスマスの奇跡
第三章 ヘビーな亭主の新春初当たり
第四章 三万馬券、アンビリーバブル!
第五章 新潟がオレを呼んでいる
第六章 涙はいらない、ドラマがほしい
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「え、何? 当たった? 3万馬券? キエー、電話投票で千円買ってる」とぼくの声は途中から叫びに変貌する。
……電話を切ると、突然立ち上がり、「オレはたったいま大金持ちになった。ここは全部オレが持つ」と胸を張り、急転、同窓生二十数名の伝票を集めて回る。その作業の最中、どこからか「エイプリルフールと違う?」と声がかかる。一瞬伝票収集の手が止まる。
「オヤジ、今日は何月何日や? ××××××××なんか勝つわけないやろ」という小林オジサンのダミ声が頭一杯に広がる。……ひょっとしたら手のこんだエイプリルフールで、披露宴でバラす魂胆なのかもしれない。……(本文より抜粋)
予想コラムと言いながら、予想は一編につき、たった一行しかありません。
でも、それ以外の文章がホントにバカバカしく(これは誉め言葉なんです)、あごが外れそうになるくらい笑わせてくれます。「こんなオモロイこと考えつくオッチャンはおらん」と吉本の某芸人さんは仰っていましたが、この「オモロイおっちゃん」を全国の方々に知っていただきたい、と切に願っています。立ち読みでいいから、とにかく一度読んでみてください。
(どうでもよさそうな〈?〉一行予想も、2002年ジャパンカップ250倍)
(を当たたりして、たまにスゴイこともあるんだから。)
内容説明
関西競馬のブラックホール!騎手も泣かせる痛快競馬コラム。
目次
序章 競馬は逃げんとあかん!―2002年春のG1十番勝負
第1章 思い知ったか、怒涛のコロガシ四連発!―2000年9/2‐11/12
第2章 ついに見た、クリスマスの奇跡―11/18‐12/24
第3章 ヘビーな亭主の新春初当たり―2001年1/5‐3/25
第4章 3万馬券、アンビリーバブル!―3/31‐7/1
第5章 新潟がオレを呼んでいる―7/7‐9/30
第6章 涙はいらない、ドラマがほしい―10/6‐12/23
著者等紹介
乗峯栄一[ノリミネエイイチ]
1955年岡山県生まれ。兵庫県姫路市で中高時代を過ごす。早稲田大学文学部卒業。定時制高校の教員を経て作家に転身。98年『なにわ忠臣蔵伝説』(朝日新聞社刊)で朝日新人文学賞を受賞。92年より、スポーツニッポン関西版で競馬予想コラム『乗峯栄一の賭け』を連載し現在に至る。巷では「日本一当たらない」と称されるものの、そのユニークな文体で読者の圧倒的な支持を集める。特に96年春には、千円で始めた「複勝コロガシ」が6連勝を達成。一時は63万100円を手にするものの、「単複買い間違い事件」により、一瞬にして、126万200円を失う
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- 和書
- 沙羅の風