幻冬舎新書<br> ホームレス消滅

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幻冬舎新書
ホームレス消滅

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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344985933
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C0295

内容説明

現在、全国で確認されている路上生活者の数は4555人。年々、各自治体が対策を強化し、ここ10年で7割近くで減少した。救済を求める人がいる一方で、あえて現状の暮らしに留まる人も少なくない。しかし、ついに東京は2024年を目標とした「ゼロ」宣言を、大阪は2025年の万博に向け、日雇い労働者の街・西成を観光客用にリニューアルする計画を発表。忍び寄る“消滅”計画に、彼らはどう立ち向かうのか?ホームレス取材歴20年の著者が、数字だけでは見えない、最貧困者たちのプライドや超マイペースな暮らしぶりを徹底レポート。

目次

第1章 日本のホームレス(物乞いでいくら稼げるか?;本当は怖い「軽犯罪法第一条」 ほか)
第2章 ルポ・日本のドヤ街(日本のドヤ街の形成;日雇い労働者の街兼ホームレスの街 ほか)
第3章 日本最大のホームレスタウン西成消滅の現実度(ホームレスは西高東低;国道43号線を渡ると異世界だった ほか)
第4章 東京五輪そしてホームレスは見えなくなった(1990年代以前にもいた新宿駅西口地下街のホームレス;都庁移転で一気に政治化した「ホームレス」問題 ほか)
第5章 ホームレスが逃げ込む終着点(河川敷に住むホームレスとは?;ホームレスが選ぶのは国が管理する河川 ほか)

著者等紹介

村田らむ[ムラタラム]
1972年、愛知県名古屋市生まれ。ライター兼イラストレーター、漫画家。ゴミ屋敷、新興宗教、樹海など、「いったらそこにいる・ある」をテーマとし、ホームレス取材歴は20年を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

163
飲酒やギャンブル、精神面の問題を抱えている方も多いホームレスには移動型があり、なかなか実態は把握しきれていない。かつてあった各地のドヤ街は、寄せ場から生活保護の街へ。そしてインバウンドの街へと変化している。…貧困ビジネスの魔の手が近寄る。理不尽な暴力を受ける。取材歴20年の著者が徹底リポートする。東京では五輪が終わり、大阪では万博を控える。新宿も上野や宮下公園も当時の姿は消え、あの西成も大きく変わり始めている。定住型ホームレスの数が明らかに減った理由、しかしまだなぜ残っているのか、本書を読むと理解できる。2021/12/29

Vakira

51
久しぶりのコボさんの「箱男」が面白く、なかなか後を引く。コボさんの着想アイデアの一つに「都会に同化した路上生活者の段ボール生活とは如何なものか?」という好奇な視点があったそうな。ならば実際の段ボール暮らしはどうなのか?段ボールだけでなく電車の鉄橋から見えるあの河川敷のブルーシートの住民はどんな暮らしをしているのか?気になってこの本を読んでみた。ホームレス者のTypeは大きく3Type。①寝る場所はいつも不定、流浪の民 ②公園または駅付近の段ボール定住派 ③橋の下や河川敷の小屋又はブルーシートテントの富豪派2021/05/17

おいしゃん

32
著者の樹海のルポは適当だなと思ったが、こちらは論文のように本格的な出来。様々な場所の様々なホームレスに直当たり取材もしており、そのため生態や取り巻く環境などとても参考になった。2022/02/26

ミエル

31
村田らむ氏のライフワークと言えば、樹海とホームレス。本作はホームレス関連のまとめ本的一冊。ルポあり、現実の肌感と公的資料とのズレ、有名ドヤの歴史や過去の事件などが緩くまとめてあり読みやすい。とは言え、ホームレス問題に関する問題提起や陳情からは程遠く、淡々と静かに潜入先の様子を綴るだけ。弱者に関するルポにありがちな綺麗事や同情目線とは一線を画した切り口は、ここでしか読めないだろうな。ある意味、らむさん自体がホームレスだったのだから、上から目線になるわけないんだけど、なんとなくその辺りが好き。2021/11/10

Tomomi Yazaki

25
この書では、街でよく見かけるけど、私たちが見て見ぬふりをしているホームレスたちの実態を詳細にルポしている。彼らはアルミ缶、廃品、雑誌の回収等で生計を立てている。変わったところでは、銀杏拾いなんてのもある。驚いたことに高級料亭がその銀杏を買っているそうだ。現代社会の裏の実態が見え隠れしてなんとも嫌な気分になる。中には極端に汚く強烈な臭気を放つ人もいるけど、彼らの大半が精神疾患を持つ、所謂身障者だそうだ。その実態を知ると哀れで、涙が出る。誰かが手を差し伸べねば、野垂れ死ぬ。著者曰く、それは国だ!私もそう思う。2020/06/26

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