内容説明
収集歴約２５年の昆虫学者が分類した醤油鯛６科２１属７６種を収録。
目次
考察の部
観察の部
図鑑の部（ナミショウユダイ科；カザリショウユダイ科；アユガタショウユダイ科；コイガタショウユダイ科；オニショウユダイ科；フクロショウユダイ科）
著者等紹介
沢田佳久［サワダヨシヒサ］
１９５９年京都市生まれ。九州大学農学部大学院修了。農学博士。「兵庫県立人と自然の博物館」研究員。専門分野はオトシブミ、チョッキリ（鞘翅目、ゾウムシ上科）の多様性（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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あじ
58
崎陽軒のひょうちゃんならまだしも、ナニコレでしょう？収集歴25年の昆虫学者が、醤油鯛を6科21属76種に分類した本格的な研究論文。またしょうもない本を読んでるよと、呆れていらっしゃるでしょう。でもね著者も私もただ、醤油鯛の生態を知りたい一心なのです。お弁当の醤油入れが“鯛”だって事を、日本人のどれくらいの人が認識しているだろう(鮒や鮎もある)。腹鰭が退化してる物もあるって。ナミショウユダイ科ヒシガタショウユダイ属の奥目醤油鯛を知ってますか？絶滅が危惧される醤油鯛の難点は、最後の一滴まで使えないって事かしら2015/10/10
ゆう
24
図書館本。妹さんが魚型の醤油入れを集めているのに付き合ったらまんまと自分がハマって収集、さらには「醤油鯛」と名付けて論文・図鑑まで出してしまう。それほどまでに魅了される醤油の入れ物とは一体。醤油鯛の種類ってこんなにあるのね。醤油鯛の生態(といっていいのか？？笑)がわかって勉強になるなぁ。これからお弁当に醤油鯛が入ってたらこれは一体何ダイなのかしら…とか思っちゃいそう。個人的には「ナミショウユダイ科 ダエンショウユダイ属 京都旭醤油鯛」が好み。なんて思ってるってことは、私も醤油鯛に魅了されたひとりなのかも。2016/01/31
はな
18
図書館本。マツコさんのTVで紹介されていた図鑑。こんなにも種類があるのかと驚きとともに、これだけを集めたということが著者の熱意を感じました。最近醤油鯛を見ていないような気がするので探してみたくなりました。面白かった。2015/02/14
ふろんた
15
お弁当などで醤油を入れている容器のコレクター本。と思いきや、著者のフィールドに合わせたかのような学術論文の形式で醤油鯛を見ていく。デザインだけでなく、金型から成形技術まで書かれているのがうれしい限りだ。2014/12/30
アキ
14
魚型醤油入れを「醤油鯛」と名づけ、6科21属76種に分類し、図鑑のような体裁にした一冊。妹さんの醤油容器収集を手伝ううちにはまってしまったという著者ですが、そこは流石に、兵庫県立「人と自然の博物館」研究員。歴史や進化についての「考察」、種や型、形質にまつわる「観察」、そして「図鑑」に製造元への取材である「ルポ」までを加えた構成で、「大人の遊び」とも「子ども（心）の本気」とも思わせる一冊に仕上がっています。残念だったのは、図鑑を活用しようにも我が家では最近見かけず、一匹も発見されなかったこと！！2012/11/08
