内容説明
山里はなれた山の中で、助け合って暮らすキコリの父子でしたが、父親が病気になって寝こんでしまいます。子どもの多助は、父の分もがんばりましたが、寒い冬がやってきて、山は雪にうずもれてしまいました。たきぎがないので、父の大好きな酒が手に入らず、父の身体は弱るいっぽうでした。そんなある日、滝のそばを通ると、ぷーんっと、お酒のにおいがします…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とりじまカラス
3
体調を崩してしまった父親のために、お酒を持ち帰る太助。 ある時、太助はお酒の流れる滝を見つけて……。 養老の滝とはなにかよくわかっていなかったので、勉強になりました。2019/03/19
紫
2
せかい童話図書館第8巻。いわゆる「養老の滝」の伝説。童話集40冊のうちこの話だけ文章がとても少なく、文章のページに余白をかなり取っているのが滝の不思議さをより醸し出している気がする。子どものころは何で「お酒」なのかがよく分からなくて、とにかく不思議な話、という印象だった。2歳6ヶ月の息子もまだあまりひかれないみたい。(本の感想に関係ないけど、なぜこれだけ読書メーターにちゃんと書影が上がってるんだろう。他の本も上げてほしい)2021/07/13
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