内容説明
中国の貧しい少年アラジンが、ふとしたことから手に入れた“指輪やランプの魔神”の助けによって、つぎつぎと幸運を得ます。けれども、大切な姫を魔法使いにさらわれたアラジンが、指輪の魔神に助けを求めたとき、「姫を救えるのは、もはや魔法の力ではなく、あなたの人格です」と、魔神は答えました。アラジンははじめて知恵をはたらかせ、自分の力で見事に魔法使いを倒します。本当の幸福とは、運のうえに、さらに人の努力が重なってはじめてつかめるものだということを、語っているようです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫
3
せかい童話図書館第6巻。まずこれが中国の話ということにびっくりした。ディズニー映画のイメージにかなり引っ張られていたけど、原作のアラビアンナイトでも舞台は中国らしい。でもアラジンって中国人の名前っぽくないよなあ。指輪やランプをこすったら魔神が出てきて願い事を叶えてくれる(この本では3回とかの制限は特に無い)って、子ども心にすごくワクワクする要素だと思う。現在2歳6ヶ月の息子、2歳になった頃にロバが出てくるページが気に入って、何度もそのページを開いて喜んでいた。今でもたまに読んでと持ってくる。2021/07/12
