内容説明
大正8年(1919)、国産の飛行機が飛んでまだ10年も経っていない頃、四国の片田舎(愛媛県広見町)から上京した一人の娘が、さまざまな苦難を乗り越え、女性飛行家第1号になった。墜落事故が相次ぐ当時、兵頭精は命がけで挑戦した勇気ある女性だったというのに、その名はある日、忽然と航空界から消え、歴史の中に埋もれた―。
目次
精の帰郷
見果てぬ夢
飛行機熱
青い目の飛行機乗りたち
精の飛行家志願
精と譲留の家出
世間知らずの娘たち
飛行家への道
日本飛行学校
伊藤音次郎の飛行機人生〔ほか〕
著者等紹介
中村英利子[ナカムラエリコ]
編集者およびライター。1948年松山市生まれ、松山市在住
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