内容説明
大正8年(1919)、国産の飛行機が飛んでまだ10年も経っていない頃、四国の片田舎(愛媛県広見町)から上京した一人の娘が、さまざまな苦難を乗り越え、女性飛行家第1号になった。墜落事故が相次ぐ当時、兵頭精は命がけで挑戦した勇気ある女性だったというのに、その名はある日、忽然と航空界から消え、歴史の中に埋もれた―。
目次
精の帰郷
見果てぬ夢
飛行機熱
青い目の飛行機乗りたち
精の飛行家志願
精と譲留の家出
世間知らずの娘たち
飛行家への道
日本飛行学校
伊藤音次郎の飛行機人生〔ほか〕
著者等紹介
中村英利子[ナカムラエリコ]
編集者およびライター。1948年松山市生まれ、松山市在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
めんこ
1
黒人女性初のパイロット、ベシーコールマンのことを知って、日本人女性初のパイロットは?と気になって読んだ。免許を取るまでの物語は、想像を裏切らずまっすぐに突き進む精に頑張れ!と応援したくなる。後半、スキャンダル(赤新聞)によって、航空界から姿を消し、長姉との関係悪化、夫の失踪と人間ドラマのような展開に、リアルな1人の女性としての人生を見せてもらったような気がする。いわゆる典型的な偉人伝ではない。明治、大正の時代背景もわかって、女性の立場についても物語を通して知ることができた。2025/08/27
小葉
0
◇ 大正という時代に飛行機に乗ることの大変さ(技術的にも経済的にも)を思いました。しかも女性が…です。多大な犠牲を払って彼女が得たものを思うと、少し虚しい気持ちになりました。それでも「空を飛ぶ」という夢を一度でもその手にできた彼女は幸せだったのかな。2007/03/25
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