内容説明
イスラームの歴史と社会と文化。遠くて異なった国家と民族の、内容をじっくりと知るためには、我が国および中国の伝承あるいは史書と、綿密に対照してゆけばよい。そこで、歴史叙述の型を決めた司馬遷の『史記』、その骨格を基本にすえて、日本人の納得を助ける解釈を、時代の切れ目ごとに加える。
目次
本紀(ムハンマド;正統カリフ四代 ほか)
表
書(コーラン(啓示)
シャリーア(聖法) ほか)
世家(ブワイフ朝一一代;セルジューク朝一七代 ほか)
列伝(スーフィー聖者;カラーム神学者 ほか)
著者等紹介
三浦康之[ミウラヤスユキ]
1934年満洲国新京市生まれ。58年早稲田大学政経学部卒業後、日本航空入社。日本航空民主労働組合書記長、テヘラン支店長、企画開発部長、日本航空開発米国法人社長、JALカード副社長を歴任。その後(株)白寿生科学研究所取締役・監査役を務めた
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