内容説明
企業の合従連衡戦略には大手企業も中小企業も関係ありません。むしろ大手の国際化や生産基地の移転、下請け企業の再編、商品戦略の変更、あるいは部品の内製化や大手同士の「合従連衡」の影響を最も大きく受けるのは中小企業なのです。さらに中小企業には資金力や人材、業界の将来性や後継者問題、あるいはオーナー経営者の相続税問題など独自の問題も数多くあります。日本語でM&Aを表現する最も適切な言葉は、「企業の存続と発展のための合従連衡戦略」ではないだろうか。また、買い手にとっては「5~10年後の企業の成長、発展のための経営戦略のツール」であり、「売り手にとっては五年後の企業の存続とハッピーリタイアのための経営戦略のツール」です。
目次
第1章 中小企業を活かすM&A
第2章 誤解だらけのM&A
第3章 成功事例に見るタイプ別M&A
第4章 これがM&Aの舞台裏だ!
第5章 M&Aを考えたら
第6章 会社の売買価格とは
第7章 M&Aのしめくくり
第8章 M&Aを成功させるための心構え