著者等紹介
イサン[イサン]
1910年ソウル生まれ。本名キム・ヘギョン。詩・小説・随筆などのジャンルで作品を残した近代韓国の代表的作家。1937年、27歳の若さで短い人生を終えた
ハンビョンホ[ハンビョンホ]
1962年ソウル生まれ。チュゲ芸術大学校東洋画科卒。日本に紹介されている絵本に、『トッケビのこんぼう』(平凡社)があるほか、現代韓国を代表するイラストレーターの一人として、絵本や子どもの本の挿し絵などを多く手がけている。第16回オリニ文化大賞美術賞受賞。ソウル・テヘラン国際原画展出展。2000年国際子ども図書館開館記念・韓国絵本原画展出展。韓国出版美術家協会会員、虹イラストレーション会員
おおたけきよみ[オオタケキヨミ]
1969年埼玉県生まれ。白百合女子大学大学院修士課程修了(児童文学専攻)。1999年日韓文化交流基金訪韓研究員として渡韓。2001年韓国児童文学学会新人賞受賞。2002年延世大学校大学院で教育学博士(近代韓日児童文化教育関係史研究)。ソウル大学講師、誠信女子大学校専任講師などを経て、現在、白百合女子大学兼任講師(韓国児童文学講義)。日本児童文学学会会員。韓国児童文学学会研究幹事
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
『小さな本の大きな世界』 https://bookmeter.com/books/10779963 で紹介されていた本。韓国の絵本10選はこれで5冊目。これを機会に残りの5冊も読もうと思います。トルセという薪売りの男がトッケビの子を助け、牛のお腹に2か月だけいてもいい事にしました。その代わりの代償はいただいたのですが、お腹の中で大きくなってしまったトッケビの子はなかなか出ることが出来ません。牛は段々苦しみだし、なんとかしようとトルセも人に聞いたりするのですが…。2021/01/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
この表紙に心奪われました(笑)トッケビは韓国の代表的な妖怪。トルセが牛を連れて帰る途中、しっぽを噛まれたトッケビが現れ牛のお腹で休ませてあげることにした。ところが約束の日がきてもトッケビは出てこない。牛のお腹は日に日に大きくなって苦しむ…。2018/11/02
ブルッキーのひつじのこ
0
トルセがいつまでも牛を大事にする優しい男だったことがよかった。あんなに大きなお腹になった牛から出てきたトッケビが、案外大きくなかったのにちょっとがっかりした。トッケビがどういう姿をしているのか知らないが、こういう話は絵本よりおはなしで聞いたほうが、好きにイメージを膨らませて楽しめるのかもしれないと思った。2021/07/11
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- 和書
- 『坐禅用心記』に参ずる