内容説明
玄月の小説「役立たず」と森山徹の写真、ふたつの怪作が織りなす、囚われし貧しき心を揺さぶる波動。飽くなき“生”へのコラボレーション。
著者等紹介
森山徹[モリヤマトオル]
1949年佐世保市生まれ。写真家。1970年から5年間米国に留学。Pasadena City Collegeで写真を学ぶ。帰国後、写真家の内藤忠行氏に師事。1978年に独立、以降、雑誌や映画スチール、音楽ジャケットなどで活躍
玄月[ゲンゲツ]
1965年大阪市生まれ。大阪市立南高等学校卒業後、自営業を営みつつ大阪文学学校にて同人を結成し、文学誌を刊行。「舞台役者の孤独」が98年下半期同人雑誌優秀作として「文学界」に転載される。98年「樹林」406号に発表された「おっぱい」が第121回芥川賞候補に。99年「文学界」に発表された「蔭の棲みか」で第122回芥川賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。