出版社内容情報
2021 年に日本版 WISC- V(第 5 版)が刊行されました。
WISC-Vは CHC モデルに準拠し、KABC- IIなどとのクロスバッテリーアプローチも可能になりました。
いくつかの指標も改訂されたことを機に、前著の改訂版として WISC- Vの事例や支援について加筆しまとめました。
巻末には、心理検査の結果を、幼稚園(保育園)や学校の先生方と情報を共有するための
「検査活用サポートシート」も作りました。
苦戦している子どもを、保護者だけでなく、学校の先生や支援者、そして子どもも一つの
チームとなっていくためにご活用いただければと思っています。
内容説明
IQということばの誤解。子どもの長所・支援の仕方がわかる。凹凸を学習方法にいかす視点。その子の特性を応援するには?教師や支援者と結果や方針を共有するために。園や学校と共有できる検査活用サポートシートつき!
目次
1 IQと心理検査・知能検査(IQ(知能指数)ってなんだろう?
心理検査・知能検査はどのようなものがあるの?)
2 検査報告書の読み取り方と活用例(WISC‐5とKABC‐2の場合(クロスバッテリーアプローチ)
WISC‐5の場合
田中ビネー知能検査5の場合
WISC‐4の場合 ほか)
3 子どもを支援する10のポイント(検査を受ける前から、支援が始まっていると考える;短所改善型ではなく長所活用型で応援する;子どもの気持ちを聴く、汲みとる;検査結果の受け取り方について話し合う ほか)
付録 検査活用サポートシート
著者等紹介
熊上崇[クマガミタカシ]
和光大学現代人間学部心理教育学科教授。立教大学教育学科卒業後、家庭裁判所調査官として勤務した後、2013年より立教大学コミュニティ福祉学部助教、2018年から現職。筑波大学大学院人間総合科学研究科修了。博士(リハビリテーション科学)、特別支援教育士SV。日本K‐ABCアセスメント学会常任理事
星井純子[ホシイジュンコ]
吉備国際大学大学院社会福祉学研究科修士課程修了、東京都の小学校(通常の学級及び通級の担任)を経て、都立特別支援学校コーディネーター主幹、大田区発達障がい支援アドバイザーを務めた後に現職(東京都巡回相談心理士、“社法”翔の会児童発達支援センターSV、東洋大学非常勤講師等)。日本LD学会会員、特別支援教育士SV、日本K‐ABCアセスメント学会常任理事
熊上藤子[クマガミフジコ]
筑波大学大学院人間総合科学研究科生涯発達専攻博士前期課程修了、修士(カウンセリング)。公認心理師。千葉県内及び東京都内の小学校で講師やスクールカウンセラーを務めた後、現職(日本保育総合研究所、早稲田大学総合研究機構幼児教育開発研究所招聘研究員)。日本K‐ABCアセスメント学会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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