内容説明
ブルネレスキから藤森照信まで。近代500年の建築史を全12回で駆け抜ける!建築史家・中谷礼仁による早稲田大学の「近代建築史」講義をまるごと実況中継!
目次
歴史とは何か、近代とは何か
1 西洋近代 ルネサンスから産業革命へ(時間の宙づりとルネサンス;マニエリスムからバロックへ;新古典主義と知性の暴発;折衷と廃墟 19世紀英国;産業革命と万国博覧会 20世紀直前の世界建築)
2 モダニズムの極北 20世紀芸術運動と建築(基準・空間・構築―ミース・ファン・デル・ローエ;構成・速度・時間―アドルフ・ロース/ル・コルビュジエ;ランダムネス・革命・宇宙―未来派/ロシア構成主義/バックミンスター・フラー)
3 近代+日本+建築(「近代+日本+建築」への招待;白いくりがた―様式的自由と擬洋風建築;白空のメダイヨン―明治建築の成熟と崩壊;平和の発明 丹下健三について;クリティカル・グリーニズム 日本の建築1970年代以降)
著者等紹介
中谷礼仁[ナカタニノリヒト]
1965年、東京生れ。建築史。早稲田大学創造理工学部建築学科教授。大阪市立大学建築学科を経て、2012年より現職。2010‐2011年日本建築学会発行『建築雑誌』編集長。近世大工書研究、数寄屋・茶室研究の後、都市の先行形態の研究、今和次郎が訪れた民家を再訪しその変容を記録する活動を経て、現在長期持続集落研究・千年村プロジェクトを展開・継続中。2013年にはユーラシアプレートの境界上の居住・文明調査でアジア、地中海、アフリカ各地を巡歴。建築設計も手がける。2019年より生環境構築史をテーマに、編集同人松田法子・青井哲人らと学際的Webzineを展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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