内容説明
父の死を契機にセビーリャへと赴いた少女が出会ったものは…。内戦後の喪失と不安感を背景に、大人へと歩み始めた多感な少女の眼を通して浮かびあがる、家族の秘められた過去。映画『エル・スール』製作当時、エリセの伴侶として彼に霊感を与えたアデライダ・ガルシア=モラレスによる、時代を超えた成長小説。
著者等紹介
ガルシア=モラレス,アデライダ[ガルシアモラレス,アデライダ][Garc´ia Morales,Adelaida]
1945年、スペイン、バダホスに生まれる。その後セビーリャに移り、1970年、マドリード大学哲文学部哲学科を卒業。国立映画学校で脚本を学んだ後、中学校の教師、女優などを経て、1985年、第一作El Sur seguido de Bene(『エル・スール/ベネ』)をアナグラマ社から刊行。同年に刊行したEl silencio de las sirenas(『セイレーンたちの沈黙』)では、エラルデ小説賞を受賞。90年代に多産な執筆活動を展開し、今世紀に入っても新作を発表している
野谷文昭[ノヤフミアキ]
1948年、神奈川県川崎市生まれ。スペイン・ラテンアメリカ文学研究者、翻訳家。現在、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部現代文芸論専修課程教授
熊倉靖子[クマクラヤスコ]
栃木県真岡市生まれ。清泉女子大学大学院修士課程修了。現在、清泉女子大学非常勤講師。スペイン語圏における幻想文学分野を研究テーマとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
アキ
キムチ
Tonex
pico