内容説明
時は1984年。強大な権力が支配する全体主義国家。表向きは従順な姿勢を装う市民、ウィンストン・スミスは、秘かに真実と自由を夢見ていた。彼の静かな反乱はいかなる結末を迎えたのだろうか?1949年の刊行以来、70年以上の長きにわたって読者を魅了し続ける『1984』。今回、人気アーティスト、フィド・ネスティがオーウェルの原文を忠実に引用しながら、全編に漂う不穏な空気を見事にビジュアル化したことで、新たな生命が吹き込まれた―。
著者等紹介
オーウェル,ジョージ[オーウェル,ジョージ] [Orwell,George]
1903‐1950。1903年、イギリス植民地時代のインド生まれ。名門イートン校で学んだのち大学に進まず、ビルマで警官として勤務。やがて職を辞し帰国すると、ロンドンとパリでの放浪生活を経て、作家となった。スペイン内戦に兵士として参加した体験を綴ったルポルタージュ『カタロニア讃歌』を1938年に刊行。45年にはスターリンの独裁政治を風刺する寓話小説『動物農場』がベストセラーになり、作家としての名声を確立する。49年に発表された『1984』はそれを凌ぐ記録的ヒット作となり、「20世紀最高の文学」とも評される。『1984』の執筆中に結核が悪化し、刊行から数か月後の50年1月に46歳で死去した
ネスティ,フィド[ネスティ,フィド] [Nesti,Fido]
1971年ブラジルのサン・パウロ生まれ。30年以上にわたり、イラストやコミックの仕事をする。ポルトガルの傑作叙事詩『ウズ・ルジアダス』のコミック版(2006年)や、グラフィック・ノベル『A m´aquina de Goldberg』(2012年)を出版している。ネスティは1984年に『1984』を読んで大きな衝撃を受けたが、オーウェルの描くディストピアがどんどん現実になりつつある様子に今もなお畏怖を抱き続けているという
田内志文[タウチシモン]
1974年生まれ。元スヌーカー選手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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