内容説明
アトピー性皮膚炎の本質は「掻きグセ」である。発症したら3歳頃までに掻きグセを抑えることが大事。掻きグセを押さえこむには「保湿・抑制・予測」の三大原則。いつもと違うことが起きる時は「掻く」と考えるのが予測の一歩。大人になっての再発は「依存症」と意識するところから始める。厳格なスキンケアをすれば、ステロイドは必要ない。卵を制限するだけで、食物アレルギーは予防できる。アトピー性皮膚炎専門に治療してきた医師が25年間の知見をまとめた最終結論!!
目次
第1章 アトピー性皮膚炎の本質(正確に把握されていないアレルギー疾患の実態;花粉症が3割、というデータの謎 ほか)
第2章 なぜ「掻く」のか(掻きグセはどんな経過をたどるのか;掻きグセには一定の行動パターンがある ほか)
第3章 治療のための三大原則(「保湿・抑制・予測」で押さえこむ;合成洗剤は使うべきではない ほか)
第4章 食物アレルギーは予防できる!(アトピー性皮膚炎と食物アレルギーは関係ない;食物アレルギーの検査は何を、いつすべきなのか ほか)
第5章 アレルギーを起こす仕組み(アレルギーを起こす物質は皮膚から入らない;花粉症は体に入った花粉の量で発症したり収まったりする ほか)
著者等紹介
稲葉葉一[イナバヨウイチ]
1957年、山形生まれ。1985年に福岡大学医学部を卒業後、熊本大学医学部附属病院皮膚科に入局。NTT九州病院皮膚科勤務を経て、2003年に三里木皮膚アレルギークリニック(現・アトピアクリニック)を開設。皮膚科医の中でも稀な、アトピー性皮膚炎を専門に治療すること25年におよぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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