内容説明
ユダヤ人は世界征服をもくろんでいる―。そのイメージはいかに作られ、なぜ今も浸透しているのか。グラフィック・ノベルの創始者が最後に遺した問題作!!
著者等紹介
アイズナー,ウィル[アイズナー,ウィル] [Eisner,Will]
1917年、ニューヨーク市ブルックリン生まれ。米国コミック界の大御所ともいうべき人物。1930年から漫画の投稿を始め、1940年に当時珍しかった16頁の日曜版で『ザ・スピリット』の連載を開始、最終的に毎週500万部に及ぶ20紙で12年間つづき、後に映画化もされた。1978年に刊行した『神との契約』で「グラフィック・ノベル」という用語を初めて使い、新しいジャンルを開拓する功績者となった。2005年、87歳で死亡。1988年に創設された「アイズナー賞」は、アメリカで最も権威ある漫画賞といわれる
門田美鈴[カドタミスズ]
翻訳家、フリーライター
内田樹[ウチダタツル]
1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。現在、神戸女学院大学名誉教授。著書に、『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書・第六回小林秀雄賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
garth
7
「そうだな、『プロトコル』もこれでおしまいだな!もう誰もあれを利用することはできないだろう!」2018/03/30
こうすけ
6
海外漫画における権威・アイズナー賞の元となったウィル・アイズナーの作品。 ユダヤ人が世界征服を企んでいるという、フェイクニュースの元祖というべき偽書がいかにして生まれ、広まり、今も生き続けているかが丁寧に描かれている。 日本を含め世界中で今もなお信じている人がいるのがゾッとする
kasukade
0
「プロトコル」と「地獄での対話」の比較が面白いしくどい。でもそれぐらい強調してもなお、ウソの真相本が売れ続け、信じられ続ける。出だしは些細な「欲」から始まったねじ曲がった真相が何をしたってもうどうしようもないほどウソが真実を飲み込んでしまう。真実が真実を見出して結論ずけてもそれは変わらない。んー社会派だなあ。そんな作品でつかわれるマンガの手法もまた面白い。2015/05/28
怪人バルバリ博士
0
ウィル・アイズナーの絵のタッチには既視感がある。誰に似ているのだろう?▼コマの枠線が殆ど無い。どんな効果がある表現かは分からない。誰かの批評を待つしかないのか?2015/03/28
げんごろう
0
知らなかった。 プロトコルの内容は理解できなかった。残念。2019/10/06