パレスチナに生まれて

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パレスチナに生まれて

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  • サイズ B5判/ページ数 151p/高さ 19X19cm
  • 商品コード 9784900963481
  • NDC分類 319.28
  • Cコード C0095

内容説明

イスラエルの冷酷さ、偽善的なアメリカ、私腹をこやすアラブの支配層…著者のナージー・アル・アリーはハンダラという少年の視点を借りて、パレスチナ人の怒りを静かに、辛辣に新聞の1コマ漫画の形で残した。本書は、その偉大な足跡をたどる、初の作品集である。

目次

第1章 パレスチナ
第2章 人権問題
第3章 アメリカの支配、石油、アラブの共謀
第4章 中東和平プロセス
第5章 抵抗運動

著者等紹介

アル・アリー,ナージー[アルアリー,ナージー][Al‐Ali,Naji]
1937年、パレスチナ生まれ。イスラエル建国の48年、故郷を追われ、南レバノンの難民キャンプで成長した。63年からクウェートに移住し、アラブの日刊紙に漫画を描くようになる。69年、分身ともいうべき“ハンダラ”というキャラクターを生み出す。ツギハギだらけのボロを身にまとった難民の子どもの視点からイスラエルの圧制や暴力を攻撃したことで、パレスチナだけでなく、アラブ世界全体の広範な読者の支持を得た。74年にはレバノンに戻り、82年のイスラエル侵攻を目撃。クウェートに戻ったが、次第に体制側の脅迫がエスカレートし、87年、逃れて移り住んだロンドンで暗殺される

露木美奈子[ツユキミナコ]
東京生まれ。上智大学文学部英文科卒業。私立女子校の英語科教師として勤務

藤田進[フジタススム]
1944年、ハルピン生まれ。専攻=アラブ近現代史。69年、東京外国語大学アラビア語学科卒業。東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

内島菫

13
中東の問題の発端は、シオニストがパレスチナの地を奪ったというシンプルなものに見えながら、未だに解決しないどころか悪化しつつあるのは、本当はシンプルでない問題が絡み合っていることを示す。本書の風刺漫画家ナージー・アル・アリーは、そこを描いているからこそ暗殺されたのだろう。中東だけでなく、貧富や社会的な階層の違いによって人々が分断されていることは、どこても見受けられる。富や力を持っている層は、国や宗教、政治的立場を超えて結びつく。そして富も力もないどころか、名前も顔もない層の人々は、同じ階層同士で結びつくこと2024/02/03

kana

10
パレスチナ、イスラエルの事がどうしてもわからなくて出会った一冊。風刺漫画と解説のさっと読めそうな本なのに色々調べながら読んでいたら2日間かかった。読めば読むほど、宗教や人種の問題だけでなく、もっと別のところで操作されている部分もあり簡単には解決できない複雑さが現実として突き刺さる。そんな状況の中、一度も屈せず戦い続けてきたナージーアルアリー、もっとたくさんの彼の作品を世界中に知ってもらいたかった。2025/03/11

アイアイ

7
アラブの新聞に描き続けた4万点以上の風刺画。パレスチナ人の現状を象徴したキャラクターのハンダラは作者ナージー・アル・アリーが何者かに銃殺され20年以上の時が経ってもアラブの人々から壮絶な支持を受けている。「悲しみにくれる女性の涙はレジスタンスの銃弾に変わる」一枚の絵に込められたメッセージ、そして投獄されても描き続けた作者の勇気と正義感に胸が熱くなる。▽図書館2015/03/02

チェアー

6
イスラエルに対するのと同じくらい、アラブ・エリートとアメリカへの怒りが強いことを知る。 ハンダラはどんなに辛いことが起きていても、そのことをじっと見つめる。悔しさに引き裂かれそうになりつつも、見つめる。決して逃げない。きっと今回のイスラエルの侵攻も、ハンダラは見つめているはずだ。2024/04/23

エトランジェ

4
これは凄い本だ。ざっくりとしか知らなかったパレスチナ問題がパレスチナ側の視点からよくわかった。特にアル・アリーが中東の産油国と欧米との蜜月関係を風刺した描写には辛辣なものがある。風刺漫画という形でパレスチナの一般市民の声を広く代弁している分、中東の特権階級には敵が多かったことだろう。今読まれるべき一冊。2023/12/13

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