内容説明
ポタラ宮はチベット文化の象徴として、世界の人びとから注目されている。ポタラ宮はチベットの労働人民の勤勉さと知恵を集中的に表現したものである。チベット語の文献によれば、十七世紀にポタラ宮を造営した時、全チベットから建築、冶金、絵画、彫刻などの方面の最も優秀な人材を動員したという。その数は1559人に達したとされる。当時の清朝中央政府もまた、大量の漢族、モンゴル族、満州族の有能な人材を派遣した。ポタラ宮の完成はこのように、チベット族を主体として、漢族、モンゴル族、満州族などの民族が心を合わせ、協力して建設した結果ということができる。それはチベット族人民の誇りであるだけでなく、中華民族全体にとっての誇りでもある。
目次
建築
宮殿・彫塑
霊塔・仏塔
壁画
タンカ・文物