招き猫の宮

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  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784900901377
  • NDC分類 387
  • Cコード C0039

内容説明

日本人はなぜ「招き猫」を生んだのか?…そのルーツは平安王朝文学にあった!全く新しい視点で解き明かされる招き猫誕生の謎。

目次

第1編 かたち―形容の招き猫(幸運を呼ぶ招き猫伝説;「かたちの招き猫」の登場)
第2編 こころ―精神の招き猫(帝位を招く猫;恋を招く猫;王朝の貴族猫たち;友情の夢物語)

著者等紹介

菊地真[キクチマコト]
1959年、東京都葛飾区生まれ。早稲田大学法学部/慶応義塾大学経済学部/同文学部卒業。文学博士(早稲田大学・日本文学専攻)。早稲田大学文学部講師、早稲田大学古代文学比較文学研究所客員研究員、中国・東北師範大学客員研究員

荒川千尋[アラカワチヒロ]
1959年、福井県敦賀市生まれ。上智大学文学部国文学科卒業後、出版社勤務を経て98年独立。猫、招き猫、縁起物などをテーマにライターとして活動中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chatnoir

11
猫はなぜ招き猫となりえたのか、猫が出てくる文献(宇多天皇や平安期の貴族の日誌、源氏物語に枕草子など)を紐解いた本。唐から来た希少で貴重な存在だった猫は色々なモノをもたらす存在として逸話も事欠かず、偶像化に相応しかったらしい。様々な招き猫や切り絵風の挿絵も美しい。後、今と全然違う猫の価値観の考察が面白い。猫は平安初期でもまだ唐渡の高貴で希少な存在で、内裏で位を与えられ、貴族ですら薬としてしか口にできなかった牛乳を使った粥を食べ、乳母があてがわれ、お誕生会まで行われた。その扱いが当然なほど貴重な存在だった。2016/12/02

みかりんご。

0
【図書館】招き猫について「かたち─形容の招き猫」と「こころ─精神の招き猫」の2部構成から成る本。◆招き猫は日本発祥で1800年代後半の江戸時代に成立し、その後庶民の信仰対象になったとのこと。成立時期はもっと昔かな、と思っていたので歴史の浅さが意外でした。9/29に伊勢のおかげ横丁と愛知県瀬戸市で行われている「来る福招き猫まつり」に行ってみた~い♪ 招き猫に興味がある方・招き猫好きな方におススメな一冊。2016/03/26

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