内容説明
人類の歴史上、いつの時代、どの国家でも、宗教と戦争は紙一重の存在であった。日本でも、各時代に宗教を利用した戦争を繰り広げてきた宗教者たち。彼らの拠り所であった思想、組織など、その意義をもう一度現代に問い直す。
目次
序章 仏教伝来と奈良仏教
第1章 僧兵の誕生
第2章 強訴する南都北嶺
第3章 武家政権との対立
第4章 変貌する僧兵組織と権力
第5章 真宗・法華宗との戦い
第6章 天下布武に対抗する僧兵集団
第7章 寺院法度と僧兵の終焉
終章 全国の僧兵寺院
著者等紹介
日置英剛[ヒオキエイゴウ]
1935年(昭和10年)1月16日、鎌倉円覚寺黄梅院に生まれる。中学、高校の頃より、父・昌一の仕事を手伝い、1958年、東京教育大学(現筑波大学)文学部卒業。現在、神戸市の灘中学・高校で教鞭をとりながら、亡父より委託された『国史大年表』の編纂を続ける
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