狛犬事典

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  • サイズ A5判/ページ数 366p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784900901209
  • NDC分類 175.5
  • Cコード C0571

内容説明

古代オリエントに生まれ、はるかシルクロードを越えて日本に定着した狛犬は、長い年月に渡って日本の神社仏閣に鎮座し、聖域を守り続けてきた。本書はその歴史と特徴を研究してきた著者の成果を集大成する。古代オリエントのライオンや獅子舞、仏教との関わりをはじめ、狛犬を木彫・陶製・石造・金属製などに系統立て、わかりやすい文章で解説。総数三〇〇点余りの写真を掲載し、巻頭グラビアには美術史上貴重な狛犬を著者自らが厳選して紹介する他、巻末には著者による狛犬や沖縄のシーサーに関する研究論文、現在の国指定重要文化財のデータを収録。

目次

第1章 獅子・狛犬の源流
第2章 古代オリエントの獅子
第3章 獅子座の思想がおよぼした影響
第4章 獅子・狛犬の誕生
第5章 木彫狛犬の形態と時代的展開
第6章 陶製狛犬と庶民の祈り
第7章 境内を守る石造狛犬
第8章 光彩を放つ金属製狛犬
第9章 建築に造形された獅子座の思想
第10章 ユニークな眷属信仰
第11章 獅子舞と獅子使い

著者等紹介

上杉千郷[ウエスギチサト]
大正12年4月3日岐阜県飛騨古川町の神社々家19代目に生まれる。神宮皇学館大学附属専門部在学中学徒出陣、第一期海軍飛行専修予備生徒となり海軍少尉任官、沖縄作戦に参加する。その後、総理府事務官、法務大臣秘書官、郵政大臣秘書官を経て、全国神社総代会参事、全国神社会館々長、岐阜県神社庁副庁長、鎮西大社諏訪神社宮司、長崎県神社庁長を歴任。現在、学校法人皇学館大学理事長。狛犬を研究・蒐集し、岐阜県下呂温泉に狛犬博物館、同古川町には飛騨古川祭資料館である「起し太鼓会館」併設狛犬館を設置した。平成7年長崎新聞文化賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エリオちゃん

1
狛犬の源流は唐獅子と。2019/03/23

チェリーブラボー

1
章建てが雑。編集失敗してると思う。わくわくしない。2010/05/11

里希

1
狛犬が好きなんです。そんな理由で手に取った一冊。重さずっしりで作者の狛犬への愛情が伝わってきます。由来から展開からとても興味深く読んだのですが、章から章へ移るたび何度も同じ内容を反復するのはちょっと冗長な感じがしました。すべての狛犬好きのために!!2009/05/06

えみ

0
どのような流れで日本に狛犬がやってきたのか。 狛犬の持つ意味とは。 狛犬の種類と特徴。等々。 著者の意見も多様に組み込まれながら、狛犬の魅力が語られていきます。 基礎勉強にはちょうど良かったです。 ただ、章ごとに繰り返し同じ著者の考えを書かれると煩わしく感じてしまうこともありました。 多分強調したい箇所なのでしょうが…2014/09/15

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