内容説明
英語を英語のまま捉える「本物の英語力」と「論理的思考力」の2つが同時に身に付きます。全く新しい形の英文法書。
目次
0 「英米の人々の見方・考え方」を理解する(まずは、演繹法を理解しておきましょう;英米の考え方を理解する「たった1つのシンプル・ルール」 ほか)
1 「主旨が明解な文」の組み立て方(主旨の文)
「主旨の文」+補足
否定文・疑問文・命令文
倒置文)
2 「時制」―時(とき)に敏感になる(英語の時制を学ぶ前に理解しておくべき大事なこと;どうしても必要な用語の微修正 ほか)
3 「名詞の精度」にこだわる(一番重要な「数えようとする意識」;いわゆる「不可算名詞」を2つ“実体と非実体”に分ける ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coolflat
16
英文法や英単語の暗記よりも先に、「英米の人々の合理的、論理的な見方・考え方を理解する」ことで、英語の学習効率と理解度が劇的に上がる。→①「自分が主体」であることを自覚する、②「主旨の文」と「補足」をはっきり分ける、この2つのことを意識するだけで、英語の文はとても簡単に組み立てられる。→「1本の時間軸の上で過去・現在・未来を捉える」ことで、難解に思える英語の時制は明確になる。→主旨が明確な文を組み立てるためには、「AはBである」などの構造だけでなく、その構成要素A、B(単語)の精度も同じくらい重要である。2023/02/25
Kasuke Fujita
5
必要に迫られて英語を再勉強中。そんな時に本屋で見つけた本書。非常に目から鱗の内容で、特に文頭の”英米の人々の見方、考え方を理解する”は学校教育では習わなかった内容。日本語と英語では多くの点で異なり。それを理解せずに英語を勉強するから腑に落ちないのだと気付かされた。また、絵と図による説明はとても分かり易い。内容はどうにか理解できた。あとは、どう使いこなすか。加えて、中高生の子供にも強く薦めたい。2023/02/05
バンル
1
単語帳サイズかつ図が多く読み進めやすいためどこでも気軽に復讐できるところまで含めて良書の文法書だった。最初に英語話者の思考方法を提示してくれるので、日本語と英語の根本的な違いから立て直してくれる。個人的に苦手だった時制と冠詞がこの本のおかげでよくわかった。現在形ではなく普段の動作である普通形。未来形ではなく未来の動作に対する意思を現在表す現在未来形。過去形は今はしていないことを記述する。冠詞もそもそも名詞は加算不可算ではなく、数・量(数値化可能)と抽象(数値化不可)に分けらえれる。名詞を実体化し特定する。2024/10/14
H’s
0
It is not a systematic grammar book. Since it is written based on the author's unique perspective, some parts do not resonate with me. However, I discovered new insights regarding the concept of nouns.2025/01/25