感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
3
短編集ということもあるのだろうけど、ここに収録された作品は、どれもとてもシュールな漫画ばかりだ。それでいて驚かされるのは、描かれた当時の世相、政治や事件を巧みに作中に反映させていること。水木しげるのシュールな発想は、社会批評から出発していることがよくわかる。今さらながら、水木しげるという漫画界の巨匠の懐の深さを思い知らされる。2009/10/04
河村祐介
1
昔QJに扉絵だけ載ってたキンドコングとか、デスノート的な話とか、とにかくサイコー。水木漫画はSFもすごいんだよなーと改めて2016/01/16
澤水月
1
巨大化した欽ちゃんが街を暴れ回る「キンドコング」! 悪魔くんが生まれるまでを描く自伝的作品、とっぽい味わいが光るSF作品群、昭和の初め紙芝居と貸本で流行した都市伝説的キャラ「コケカキイキイ」を新キャラに仕立て直しての艶笑譚…大満足の500ページ。2009/09/30
菅家
1
『赤塚不二夫裏1000ページ』が好評だったから出したような本。文字通り、水木作品をギュッと一つにまとめた作品集で、水木独特の世界観であふれかえった一冊になっている。ただ、『ゲゲゲの鬼太郎』からの一編が「妖怪花」だったのは、ちょっと納得できない。悪い話ではないんだが、あれが鬼太郎のベストと言われると…ウーン。でも、読後の満足感は凄い。下も楽しみにしとこう。2009/09/29
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0
SFも凄いということに驚き。水木しげるの幾何学的な描写って馴染みがなかったけど、漂う狂気がたまらない。2016/03/06