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内容説明
鬼がすむという楼閣で男が見たものは…?日本画の実力派と児童文学の新鋭が創った、美術本として大人も楽しめる、京の歴史絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakanaka
79
恥ずかしながら芥川龍之介の「羅生門」は未読であります。悪とは何ぞやということがこの作品のテーマだと感じました。田舎から職を求め都にやってきた男が盗賊や老婆と会い生きるための悪というものを悟る話。読み聞かせするために借りてきましたが、当然息子たちには難しい上に恐ろしい話だったようです。むしろ私が名作に触れられて勉強になりました。当時の時代背景も考慮に踏まえた上で、生きるということはなりふり構わないものだなと感じました。2017/02/27
ヒラP@ehon.gohon
27
話の内容が内容だから、このような絵本になるのでしょうね。 男が羅生門で出会ったはかまだれと老婆とのエピソードが淡々と描かれていて、大きな感情移入もないので、どこかニヒルな作品として描かれています。 幻想的に描きつつ、不気味な空間が有りました。2021/03/21
anne@灯れ松明の火
23
敬老会の絵本の時間に、「リクエストに応えて、大型絵本を用意しました」と言ったら、「リクエストすれば応えてくれるの? 昔、途中まで読んだ『羅生門』を読んでほしい」という思いがけない発言。絵本はあるのかな、と検索したら、こちらがあった。ただし、芥川の文ではない。芥川の出典である今昔物語集からの絵本で、大筋は同じだが、表紙絵の「はかまだれ」という盗賊が出てくるのが一番の違い。リクエストしてくれた人は芥川作品を期待しているだろう。どうしようかな。また、他の利用者さんは喜ぶかな(汗)絵は竹内浩一さん2024/12/09
ふじ
21
怖い絵本探し。昔教科書で読んだ時はばあさんが怖くて…でも想像だからこその部分もある?この怖さは高学年くらいからかなぁ。英訳もついてます。2018/07/22
ふみ
9
絵本バージョンがあるんだ!?と手にとってみました。雰囲気は残したまま、子ども向けに描かれたものという感じでしょうか。意識して淡々と読み聞かせると、3歳の末っ子もじっと最後まで聞いていました(が、ストーリーは理解してないでしょうね)。んー、でも、芥川は、無駄のない文章から、色々想像を巡らせるのが楽しいので、やっぱり原本が読みたくなります。2017/07/18
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