内容説明
「維新」を支えた傑物たちの知られざる素顔。10人の歴史作家が描く渾身の人物論集。
目次
「日本人のエトス」とは何処にありや(井原甲二)
「青雲」の時代―「この国のかたち」の根源を求めて(三好徹;井原甲二)
失われた拠り所―西郷隆盛と津田出(加来耕三)
才は才を知る―大村益次郎と木戸孝允(左方郁子)
海はるかなり―勝海舟と木村芥舟(星亮一)
夢ならず―小栗忠順と徳川慶喜(大島昌宏)
個人と国家―福沢諭吉と伊藤博文(高野澄)
時は過ぎゆく―鍋島直正と大隈重信(百瀬明治)
パリの灯は消えず―渋沢栄一と徳川昭武(高橋千劔破)
義ありて―山岡鉄舟と清水次郎長(今川徳三)
「維新」という悲劇―日本の国際的意義を求めて(早乙女貢)