内容説明
日本最南端の青春物語!伊志嶺吉盛、52歳。月5万円の派遣監督、野球に熱中するあまりバツ2独身。ツルツル頭で、行く先々で愛される。ちょっとユーモラスな熱血監督が、時にあらがう島のマイペースな少年たちを、10年がかりで強豪チームに育てあげた。生粋の島育ちの少年たちが甲子園に出場、そして頂点をめざす!それは4万8千島民の震えるような夢だった。沖縄・石垣島、県立八重山商工高等学校。2006年春から夏へ、光と風と波がきらめく国からやってきた、笑いと涙の青春ノンフィクション。
目次
第1章 甲子園にやってきた―離島の星、17奪三振の衝撃
第2章 石垣島のやんちゃ坊主―監督と子供たちの10年間
第3章 エースの必要条件―弱さを乗り越えれば、夏が見える
第4章 波乱の幕開け―帰ってきた夏の甲子園
第5章 9回裏の笑顔―旅の終わりと、「一家」の向かう先
おまけ 伊志嶺語録
著者等紹介
神田憲行[カンダノリユキ]
1963年大阪市生まれ。ノンフィクションライター。故黒田清氏の黒田ジャーナルを経て、独立。現在、夏の高校野球を10年以上にわたって取材しているほか、人物ルポを中心に幅広く執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
28
○八重山商工が甲子園に出た時、監督と多くの選手が小学生から一緒に野球をしていると聞いてすごいチームだなあと印象に残っていました。この本を読んでみて期待以上のつながりであり、爽やかな読後感があります。2025/03/08
ふかし
0
伊志嶺監督から、指導法のヒントを色々学んだ。一気に読めて、途中クスリと笑うところもあり、非常に面白いー2016/05/01
j
0
伊志嶺監督おもしれー2014/08/01
koi
0
沖縄の事情をしらなかったので、八重山商工が甲子園に出ることの意味の大きさが今回で少しわかりました。金城くんのすごいホームランを思い出しました。プロでの姿を見たいなあ…。大嶺くんにもまだまだがんばってほしいです。2014/07/19
としさん
0
石垣島らしい野球部でした。都会の学校と違う雰囲気は笑える。2013/06/19