内容説明
独り静まること、独身でいること、祈り、観想についての省察。ローマで過ごした数か月間、ナウエンが最も影響を受けたのは、バチカンの赤装束の枢機卿でも「赤い旅団」でもなく、大きな出来事の合間に起きたいくつもの出来事、目立たない奉仕をしている人々だった。その人々を、ローマでよく見かける道化師に例えて語った味わい深い講演集。
目次
第1章 独りになることと共同体
第2章 独身でいることと聖なるもの
第3章 祈りと思考
第4章 観想と支援の働き
著者等紹介
ナウエン,ヘンリ[ナウエン,ヘンリ] [Nouwen,Henri J.M.]
1932‐1996。オランダ生まれ。カトリック司祭。キリスト教霊性の著作で世界的に知られる。40冊以上の著作があり、邦訳も多い。ノートルダム大学、イェール大学、ハーバード大学で教えたのち、晩年の10年間、カナダのラルシュ共同体の牧者として障がいを持つ人と共に生活した
中村佐知[ナカムラサチ]
神奈川県育ち。シカゴ在住。プリンストン大学大学院卒。哲学博士(認知心理学)、翻訳家。霊的同伴者。伝道者聖ヨハネ エピスコパル教会教会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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