内容説明
著者の心の渇きを出発点として、J.フーストン、E.ピーターソン、A.マクグラス、J.エドワーズ、カルヴァン、H.ナウエンらから学び、福音主義神学と霊性の調和を試みた意欲作。
目次
第1章 福音主義、霊性、そして霊性の神学
第2章 聖書を「霊的」に読むこと―霊性の聖書的土台
第3章 霊性と神学は互いに敵同士か―霊性の神学的土台
第4章 三位一体の神とキリスト者の霊性
第5章 友情―霊性を形成し実践する場(その1)
第6章 霊的同伴―霊性を形成し実践する場(その2)
第7章 信仰共同体としての教会―霊性を形成し実践する場(その3)
第8章 キリスト者の生活の全体像―福音に生きるために
第9章 霊性の社会的広がり―預言者の霊性から
第10章 祈り―「神との友情」に生きる者の生き方
第11章 福音主義の霊性を求めて―霊性の神学からの五つの提言
著者等紹介
篠原明[シノハラアキラ]
中之条キリスト集会牧会者(群馬県)。英語教師。1964年生まれ。早稲田大学、東京学芸大学大学院、リージェント・カレッジ(カナダ)、トリニティ国際大学(神学校、米国)で学ぶ。哲学博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ころりん
1
日本人「福音派」牧師による「霊性の神学」の総論・提言。 ボクには憧れのリージェント神学校で学ばれた、かつ日本人牧師としての気づき、総合的な霊性論、霊性形成のための提言。 「自己犠牲」という言葉の、日本語に込められた否定的なニュアンスの扱いも嬉しい(「犠牲はいらない」かつ「自分を差し出す」包括的な理解こそ、福音!)。 カルヴァンの霊性の遺産を積極的に評価してくださるのも嬉しい。 「福音」が「十字架の死」以上の「からだのよみがえり」であることは薄い。 霊性と身体性についても、もっと深めて書いて欲しいなぁ。2021/03/01
Confy
0
前半がすごくおもしろかった記憶。2021/04/20
つかしん
0
再読2022/01/14
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