内容説明
人と環境にやさしいサイエンスについて書かれた高校生向けの本。関西学院大学理工学部のサイエンティスト6名がいろいろな角度から、「人と環境にやさしいサイエンス」について平易な言葉で高校生にも分かりやすいように解説している。
目次
物理化学―環境に優しいプラスチック(尾崎幸洋)
物質科学―シンクロトロン放射光が解き明かす環境調和型プラスチックの表面構造(高橋功)
有機化学―医薬品のプロセス化学 環境調和型有機合成を目指して(田辺陽)
物理化学―タンパク質の構造を決める 形を決めることでさまざまな世界へ拡張ができる(山口宏)
生命科学―地球環境を探る新しいモデル生物“珪藻類”(松田祐介)
地球科学―地球の歴史から地球環境を探る(壺井基裕)
著者等紹介
尾崎幸洋[オザキユキヒロ]
1949年大阪府生。1978年大阪大学大学院理学研究科博士課程修了。1981年カナダ国立研究所(NRC)研究員。東京慈恵会医科大学助手。1989年関西学院大学理学部助教授。1993年関西学院大学理学部教授。7月~9月プリンストン大学客員上級研究員。2002年学部改変に伴い、関西学院大学理工学部教授。2006年関西学院大学理工学部長。日本化学会、日本分光学会、レーザー学会、日本生物物理学会、応用物理学会、アメリカ化学会、アメリカ光学会、アメリカ応用分光学会所属。研究分野は物理化学、分子分光学、機能分子化学。1998年トーマス・ハーシュフェルド賞(ピッツバーグ会議)。2002年日本分光学会賞(学術賞)。2005年科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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