出版社内容情報
日本の神話のなかに息づく熱い心をダイナミックに描く、迫力満点の絵本!
亡き母を慕って泣き、乱暴の限りをつくして、父にも姉にも見放されるスサノオ。 人々を苦しめるヤマタノオロチと闘って、美しい剣を手に入れます。
小学校中学年から。日本図書館協会選定図書。厚生労働省社会保障審議会推薦。
《よみがえれ、生き生きとした日本神話の神々》
日本の神話は、これまで、さまざまな角度から研究されてきています。文学はもちろんのこと、神話学、歴史学、宗教学、文化人類学、心理学など、その分野は数えきれないほどです。
とくに、日本で最古の書物と言われる『古事記』は、貴重です。古代の伝承の断片が、たっぷり含まれていますから、日本や日本人の成り立ちを考えるうえで、はばひろい研究がされるのも、当然のことかも知れません。
しかし、日本の神話は、長い歴史の中でみると、不幸なあつかいを、受けつづけてきたように思っています。
第二次世界大戦以前は、天皇を神とする考えが、神話を根拠に、おしつけられてきました。
ところが、戦後今日まで、そうした苦い歴史の反省から、こんどは、日本の神話を、教育や子どもの文学の分野では、遠ざけてきた感があります。もちろん、神話が全く無視されてきたわけではありません。安易な「再話」絵本はありました。また、神話から題材をとった作品は、漫画の分野などでは、数多く描かれています。
さて、そうした中で、この絵本「日本の神話」シリーズを、世に送ります。
私たちが、やむにやまれぬ想いで、日本の神話に取り組んだ大きな理由は、ふたつあります。
ひとつは、ダイナミックな空想物語『古事記』に登場する、人間味あふれる神々を、息苦しいほどに管理された現代に、ぜひとも、よみがえらせたかったこと。
そして、もうひとつは、日本にも物語性豊かな、優れた神話があることを、少しでも多くの子どもたちに、知ってもらいたかったからです。
ともあれ、この絵本「日本の神話」シリーズが、学校や家庭で、子どもたちと一緒に、人間にとって大切な問題を話し合うきっかけになれば、この上ない幸せです。
(川北亮司 いそけんじ)
感想・レビュー
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