出版社内容情報
感染症、花粉症、メタボリック・シンドローム、そして驚異の臓器再生。難病に挑む医学の最先端を研究者がやさしく解説する──。
科学の進歩によって人類はさまざまな病気を克服してきた。しかし、物質文明の発達にともなう様々なアレルギーの発症や、AIDS、SARS、鳥インフルエンザといった新たな感染症の出現、またアルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患に対しては、いまだ充分な対応はできていない。
現代の医学がこうした病いにいかに立ち向かっているかを、医学に携わる研究者が報告する、ウェッジ選書<地球学シリーズ>。2時間で読む医学の最先端!
内容説明
難病に挑む医学の最先端。感染症、花粉症、メタボリック・シンドローム、そして驚異の臓器再生。
目次
第1部 病いに挑戦する先端医学(注目される感染症―何が問題か?;花粉症はなぜ増えたか;肥満とメタボリック・シンドローム;難病へのチャレンジ―幹細胞と中枢神経系の再生戦略)
第2部 病いと文明(感染症が人間をつくってきた;肥満という病気;再生医学の現在)
著者等紹介
谷口克[タニグチマサル]
理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターセンター長。1967年、千葉大学医学部医学科卒業。オーストラリア・メルボルン・ウォルター・エライザー・ホール医学研究所留学を経て、80年より千葉大学大学院医学研究院教授。96~2000年、千葉大学医学部長を務める。01年より理化学研究所併任。03年より現職。リンパ球の一種、NKT細胞とその特異的活性化抗原アルファガラクトシルセラミドを発見し、77年エルウィン・フォン・ベルツ賞受賞。93年野口英世記念医学賞受賞。03年上原賞受賞。04年紫綬褒章受章。97~98年、日本免疫学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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