内容説明
人体組織は多少なりとも作製段階で自家融解していることが多いものですが、あえて本書では少しでも良好な人体組織標本を選んで題材に致しました。その組織が人体のどこに位置するのか学習者が容易に理解できるよう、各章には模式図を付けて色分けしました。原則として写真はルーペ拡大から始め、可能な限り、段階的に拡大倍率を上げるよう配慮しました。写真はとくに断らない限りHE染色標本のものを用い、極力、特殊染色標本の利用を避けました。写真解説は2段階方式を採用し、最初に主たる名称だけを直接→で入れ、次いで関連する解説を名称の付近に配置しました。これにより、初歩的段階では名称のみに集中し、学習が進むにつれてその場で発展できるようになるはずです。解説には学習者からの質問が多いものを重点的に掲載しました。
目次
基礎知識
消化器
呼吸器
循環器と造血器
泌尿器
神経系
内分泌器
生殖器
その他