内容説明
元デルタ・フォース隊員のベンは、墜落した飛行機で発見した二千万ドルを、ある事情から友人のエディと山分けした。だが、その金がＣＩＡの非合法活動用の偽札だったために、二人は命を狙われエディは殺されてしまう。さらに紙幣偽造の捜査にシークレット・サービスが乗り出した。殺されたエディの妹とともに追跡をかわしたベンに、新たな追っ手が迫る！―大都会から森林地帯に繰りひろげられる迫真の冒険アクション小説。
著者等紹介
広瀬順弘［ヒロセマサヒロ］
１９３２年生、青山学院大学英文科卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スー
20
51元デルタフォースのベンとエディとエディの妹で元DEAのジャネットはベンとエディが久々の再会でキャンプに行き、そこで墜落機から二千万ドルを手に入れてから何者かに命を狙われエディが殺され逃げたベンとジャネットはエディの敵を討つべく行動を始める。ストーリーは王道ですが主要な３人の人物造形がしっかりしていて直ぐに好きになり最初から引き込まれ飽きる事無く最後まで熱量を保って読める傑作でした。今月のベストはこれで決まりです2021/04/05
コージ
4
「澱みなくストレート」と言えば良いのか、非常に解りやすい。正義が元デルタ・フォースの隊員と元麻薬取締局の女性局員。悪が現役のCIA工作担当副長官。この副長官が麻薬密売と数億ドルの偽札の流通に関与している犯罪組織を指揮している。CIAの工作担当副長官は時としてCIA長官や大統領の承認を得ずして勝手に犯罪ギリギリの工作をする事があるが、これはもってのほか‼。善悪がハッキリしているので読みやすい。ひとつ前に読んだ小説が非常に頭を使う小説だったので「頭休め」になった。2021/01/31
雅
2
痛快2017/08/19
tegi
1
これは思わぬ拾い物。シンプルで既視感バリバリな諸要素ばかり、描写も簡素で深みは無し…だけれども、そういうことがすべて、楽しいアクション小説を形作ることにばっちり貢献している。メインの男女ふたりがあくまで事件を解決するためのバディとして共闘するところもグッド。110分くらいの映画になったらたぶんサイコーに楽しいと思いますね。2014/07/07
まさ
0
パターンな話ですが楽しく読めました。2013/03/29
