感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
怠
1
仲間内で話題になっていたので、読みました。「進化は人類で完結していてこの世は人類のために作られた、と通常僕らはみんな考えている」なんて大胆な説を繰り返すものだから、てっきりアメリカではそういう認識があるのかなと思ってしまいましたが、結論を導くための伏線でしたね。とどまるところを知らぬ環境破壊をはじめとする人類の横暴な振る舞いに警笛を鳴らすスケールの大きなはなしです。みんながこの本を紹介したのかが解りました。イシュマエルに学んだことを百人に教え、その百人がそれぞれ百人に教えるメッセージだったのですね。2012/03/25
サスケ
0
個人的には「断絶への航海」に並ぶ衝撃的な本。 世の中の見方が変わるのかも。 無視せずに、この本の主題を常に脳裏にとどめておきたい。 キリスト教の知識が少しあるので容易に理解できたが、 同じ主題を宗教色抜きで書き直したならば、世界中で読まれるようになるのではないか。日本では非常に入手しづらくなっている本なので読みたい方は図書館を利用しましょう。再版希望。2016/02/29
百武
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聖書を読んだ事がある人なら、おそらく浮かぶであろうある疑問点に、鋭く切り込んでいる。あくまでひとつの捉え方ではあるが。教師ゴリラの口から出る言葉の塊が、時に痛い。2014/06/14
T.Masa
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これまで地球上で発生した文化は「取る文化」か「残す文化」のいずれかであったという。別の言い方では「取る者」か「残す者」かであった。今の日本人はどっちなのか、「取る文化」、「取る者」の側にいるのに初めて気づかせてもらった。自分が今いる世界の仕組みを広い視野で眺められて、深く考えるきっかけが得られる、貴重な本だと思う。2012/07/07
みらと
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坂本龍一さんの追悼でベルキャン先生が呟いていらしたので、興味があり近所の図書館で借りました。ちょうどパターンシーカー読了後で、人の進化の過程、ホモサピエンスの出現とパターンシーカーでも取り上げられていた法則を見つける最初が重なって、興味深かったです。取る者と残す者の違い、人類の使命は道を発見する者になること、あらゆる生命に場を与え父となる。印象に残りました。最後に、他の人も感想に書いていますが、と、トランプ元大統領… 2023/05/01