内容説明
図鑑部分では、北海道で見られる草木合わせて112種の山菜を解説。類似種など関連植物70種も紹介しながら、形態・似た植物・見分け方・生育環境・採取の時期と方法・食べ方・薬用効果などを詳述した。猛毒・有毒植物10種についても解説した、見分けに役立つ実用的なフィールドガイド。巻末では「アイヌが伝えてきた山菜料理」と題して、アイヌの古老が伝えた山菜の保存方法やレシピを紹介。
目次
食用編
猛毒・有毒編
山菜のアイヌ語名と利用法・保存法一覧
アイヌが伝えてきた山菜料理
著者等紹介
佐藤孝夫[サトウタカオ]
1953(昭和28)年、上川郡愛別町生まれ。1976年、北海道大学農学部林学科卒業。1978年、同大学大学院農学研究科修士課程修了。同年4月より北海道立林業試験場(現・地方独立行政法人北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場)に勤務、現在、緑化樹センター所長、農学博士
計良智子[ケイラトモコ]
1947(昭和22)年、白老郡白老町生まれ。「ヤイユーカラの森」代表。「ヤイユーカラ・アイヌ民族学会」創設メンバーとして事務局長も務めた。札幌市ウタリ職業相談員、同生活相談員、ウタリ協会理事などを歴任。1994年には、「日本民藝館展」でチタラベ(花ござ)が入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ
0
春=山菜=食える草。坂本九はやたらと上ばかり向かせようとするが、平素より俯いてばかりいる私にも利点というものがあって、この季節に野山を散策すればたちまちに食える草を発見し、下を向いて歩くことの効能著しい。山を知り、山菜を知り、羆を知れば百戦して危うからず。本書を片手に近所を徘徊。そこらへんに生えてる草はどれもコレも食用と書かれており、もはや私の辞書に空腹という二文字は存在しない。ただし去年私が「なかなか美味」とせっせと採取し食った草はジュウモンジシダという名前で、食用不適と赤い字で書かれていた。苦汁。 2016/03/30
-
- 和書
- 日本の防衛産業 東経選書
-
- 和書
- トラウマにさよならする時