さっぽろ喫茶店グラフィティー

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さっぽろ喫茶店グラフィティー

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  • サイズ B6判/ページ数 151p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784900541634
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

懐かしい学生街の喫茶店から音楽喫茶まで、70~80年代を中心に著者が独断でセレクト。今はなき店のマスターや店主にも取材し、往時の写真とともにあの時代を蘇らせます。もちろん、老舗や新世代のカフェ、自家焙煎にこだわる珈琲専門店など、今訪ねることのできる店も多数掲載。営業時間や料金などのデータも収録しました。さらに、巻末には著者と同世代でもある直木賞作家・藤堂志津子さんとの対談や、数々の名店の設計を手掛けた今映人さんへのインタビューも収録した、愛すべき札幌の喫茶店への思いを綴るコラム・ノンフィクション。

口絵(カラー8頁)
・喫茶店スクラップ帖…懐かしい写真と最新の取り下ろし写真で、喫茶店の魅力をカラー展開。
Ⅰ.学生街の喫茶店
ミルク/タマキ/ドルフィン/ふれっぷ舘/Keef
・ちょっと一服① 熱気に溢れていた、あの頃の学生街
Ⅱ.時代をリードした音楽喫茶
JAMAICA/B♭/act:/BOSSA/AGIT/神経質な鶏/バナナボート/ウイーン
・ちょっと一服② 細く長く愛された、クラシック喫茶
Ⅲ.異人たち―出会いの場
ELEVEN/北地蔵/のあ/どッコ/佛蘭西市場/唯我独尊/アイス・ドアー
・ちょっと一服③ 全国に先駆けた、タウン情報誌事始
Ⅳ.カフェへの変貌――フード編
さえら/ZAZI/TOMATO MOON/櫻月(サクラムーン)/カフェ・エッシャー
・ちょっと一服④ 我が愛しのナポリタン
Ⅴ.カフェへの変貌――インテリア編
ロマンツアー/VIDERO/倫敦館/CATCH・BOX/テルサラサート/円山茶寮/ホールステアーズカフェ/森彦
・ちょっと一服⑤ 紹介できず心残りな、喫茶店エトセトラ
 .古き良き時代の喫茶店
千秋庵喫茶部/西林/コージーコーナー/桃山/ブルーシャト

◆あとがきより
 本書は、朝日新聞北海道版の夕刊紙面で、2003年9月2日から2005年5月25日にわたって連載された原稿に、加筆・訂正を加えたもので、単行本化にあたって新たにコラムを書き下ろし、インタビューと対談を付け加えている。
 私はこれまでにも、亀の子タワシやミルキーなど時代の記憶を辿る モノ語り や、四季折々の食材にまつわる想い出を綴ったエッセイなど、様々な新聞連載を手掛けてきた。ある時、新しい連載の企画を考えることになり、今度は何か違ったジャンルに挑戦してみたいと思っていたところ、私より若い世代の人たちが、札幌の古い喫茶店について知りたいという。1970年以前のことであれば、故・和田義雄さんの著書『札幌喫茶界昭和史』に詳しいのだが、それ以降をまとめたものは皆無だったので、私に書いて欲しいというのだ。最初は唐突な話だと思った。けれど、かつてタウン情報誌『ステージガイド札幌』の編集長をしていた上に、70~80年代に渡って『札幌青春街図』というタウンガイドを4回発行したこともあり、普通の人よりはこの街の喫茶店に詳しいことに気づいた。 喫茶店史 は無理だとしても、グラフィティー(落書き)というスタイルならば、70年代以降の

札幌初のタウン情報誌「月刊ステージガイド札幌」編集長を務めた筆者が、自らの思い出とともに喫茶店の小さな物語を綴った、朝日新聞の好評連載が1冊に。懐かしのジャズ喫茶や学生街の喫茶店、珈琲専門店など、あの店この店のマスターに当時のエピソードや店への思いなどを取材。そこに、著者の記憶や想い入れを加えて書き綴った、コラムスタイルのノンフィクションです。あの時代に青春を過ごした人には懐かしく、あの時代を知らない世代には新鮮な驚きがあるはずです。もちろん、今も健在の老舗やカフェ、自家焙煎にこだわる珈琲専門店など、実際に訪ねることのできる店も、営業時間や料金などのデータとともに多数掲載しました。

内容説明

1970~1980年代を中心に、懐かしい学生街の喫茶店から音楽喫茶までを、著者の独断でセレクト。さらに、今も健在の名店やこだわりの珈琲専門店など、この街の愛すべき喫茶店への思いを綴るコラム・ノンフィクション。

目次

1 学生街の喫茶店
2 時代をリードした音楽喫茶
3 異人たち―出会いの場
4 カフェへの変貌―フード編
5 カフェへの変貌―インテリア編
6 古き良き時代の喫茶店
7 ビジネス街の喫茶店
8 自家焙煎のパイオニアたち
9 アフター・アワーズ

著者等紹介

和田由美[ワダユミ]
エッセイスト。1949年、小樽市生まれ。札幌南高校卒業。藤女子短期大学英文科卒業。亜璃西社代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

北の親父

5
楽し、なつかし、面白かった。2016/03/04

えりりん

3
1970年前後、北海道内には2500の喫茶店があり、そのうち400店あまりが札幌に集中していたとか。今はどれくらいあるのかな。古き良き喫茶店が減っているのはさみしい。2016/01/15

もけうに

1
著者と世代が違うので懐かしさは無いが、往年の札幌の風景が目に浮かぶようで面白い。今はチェーン店ばかりになってしまったけれど、そんな中生き残っている店もある。一人になれるチェーン店も良いし、こだわりの喫茶店も良い。2020/01/11

のろま君

1
現代ではスタバやドトールなどが流行っているがやはり純喫茶は素晴らしいと思わせてくれる1冊。東京の本は沢山あるが、札幌の喫茶店の本は珍しいのですごく読んでて楽しかった。もう終わってしまったお店も数多かったが、まだまだ健在のお店の話ものっていたので行ってみたい。2019/10/18

nobu0326

0
B♭のマッチとてもなつかしいですな。 確かどこかにあったはず...探してみますかな。2014/02/02

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