内容説明
ついに魔峯オーブは発動する。語り継がれてきた伝説の書、最終章。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山がち
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ちょっとこの巻は無駄が多かったのではないだろうか。グァモンとダトニオイデスの密談が、あんまり全体の中で生かされていなかったように思える。結局のところ、イデーンの危機に際して、この二人がやろうとしたことは完全に立ち消えになっており、結局大した意味を持っていない。はっきりいって、一巻のうち半分くらいは無駄なことに費やしてしまったのではないかという気がする。箱入り娘としてのルビスの造詣も正直、それほど面白いとは言えないが、祭りの描写などの生き生きとした様子や、ルビスの微妙な機微などはよく描かれていて面白かった。2013/09/23
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